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会社は「使う」もの。

こんにちは皆さん。新学期、新年度を迎え、新たな始まりの季節ですが、皆さんはどのような気持ちでいらっしゃいますか?
本日は、ただ単に「会社に使われる」のではなく、「会社を使う」という観点について一緒に考えていきましょう。

「社畜」と嘆く大人たち

DALL-E3で制作

私の周りでは、大学時代に「これからは社畜の始まりか...」「会社に搾取されるんだろうな」とため息をつく友人が多かったです。実際に社会に出てからも、同僚からは「会社のために働いて、結局何が得られるんだろう」「ただ会社に利用されているだけだ」という声を耳にします。

米ギャラップ社が昨年発表した調査によると、日本の従業員エンゲージメントは5%と、世界平均を大きく下回り、データが取れた145カ国中イタリアと並んで最低だったそうです。これは4年連続で世界最低水準が続いているということです。この水準は「会社に使われている」と多くの社会人が認識していることも寄与した結果かもしれませんね。

私の入社した理由

私自身、現在の会社には定年まで勤めるつもりはありません。ある年齢に達した時点で追求したい目標があるため退職する予定です。しかし、その目標を達成するためには、現在の会社の名声(●●社出身ブランド)と経験が非常に役立つと判断し入社しました。要は私の将来の目標と非常に相性の良い会社なだけです。入社した理由はただそれだけ。

会社に感情はない

DALL-E3で制作

私は現在の会社のこと好きです。成長もさせてくれましたし、目標を叶えるに相応しい経験もできました。しかし、「会社に感謝している」という思いはありませんし、「会社に恩返し」なんて思いはさらさらありません。なぜなら会社は「法人」です。こちらが感謝し尽しても「法人」に感情はありません。

勤めているとたまに耳にするのが「俺は会社に嫌われているんだよね」「人事部に嫌われているから」という言葉。会社、ましてや人事部にも感情はありません。シンプルに、その方の関連部署のとある人物のさじ加減や感情に影響を受けているだけです。

では、私がどのような気持ちで勤務しているかと言いますと至ってシンプル。「会社は使うもの、使い倒すもの」いわばツールです。

もちろん今の仕事が将来に活きますし、結果によって給与が決まるためベストは尽くしますが、あくまでも「自分のためにベストを尽くす」だけです。
この考え方がシンプルなようで、シンプルじゃないのです。

多くの学生が「入社する会社の力になりたい」という意気込みで入社しますが、会社には感情がないことを再認識することが大切です。売上に貢献し、その見返りとして金銭、知識、経験を得て、最終的には生涯賃金を最大化や自分らしく生きることにつながると思いながら働くことが重要だと考えます。

仕事を辞めたい若手

以下、社会人1~2年目を対象にしたアンケートでは入社後5年以内に辞めたいと思っている社会人1年目が約5 割、2年目が約7 割にも上っていますね。

退職の動機については、その深層に迫ることは難しいものの、以下の結果からは多くの場合、ポジティブな理由に基づいていませんね。
私がこれまでに出会った多くの人々が、表向きはポジティブな理由を挙げて退職していますが、実際にはそうではなかったことが多いです。

割り切ること

これから社会に羽ばたく未来ある学生にそんな生々しい現実を突きつけるなと思うかもしれません。(不快な思いにさせてしまっていることも事実ですので、申し訳ございません・・・)

今回の主旨は読者の皆さんを不安にさせるのではなく「割り切ってもらう」ことが目的です。私は会社に媚びません(出世欲がある方は媚びた方がいいと思います)。

「きっと会社は自分の努力を見ていてくれるはずだ」「いつか報われるはずだ」と思いながら仕事をしている方も多いでしょうが、会社(あなたに関連する人たち)はおろか上司も個々の努力を細かく見ているわけではありません。

重要なのは、自己の成果を具体的に示し、認識させることです。また、自己の利益を最優先に考え、場合によっては自分にとって価値の低い仕事を断る勇気も大切です。ただし、新入社員がすぐに仕事を断ると印象が悪くなるため、一定の成果を出してから、自分のキャリアにとって意味のある仕事に集中するのが賢明です。

皆さんの人生を長いスパンで見たときに、なぜこの会社に入るのか、そして何を得たいのか。ここをもう一度考えてみてください。「もう就活がしんどいからとりあえずここでいいや」ではなく、悩んで悩んで自分の選択に後悔しないようにしてください。

私たちの多くは、自己の目標や願望を会社の要求に従属させがちです。しかし、私が皆さんにお伝えしたいのは、会社という枠組みを自己実現のための有力なツールとして活用する考え方です。これは、自分のキャリアを積極的に操縦し、会社のリソースを最大限に利用して個人の目標を達成するという意味です。

だからこそ、私は「会社に使われる」のではなく、「会社を使う・使い倒す」というマインドを皆さんにお勧めします。これは、仕事を通じて自らの価値を高め、目標達成への道を切り拓くための戦略的なアプローチです。会社は、あなたが自己実現のために利用できるリソースであり、あなたの才能や能力、情熱を発揮する舞台なのです。

今回は精神論的な内容になりましたが、会社に「使われる」から「使う・使い倒す」へとマインドを変え、皆さんの人生が充実したものになれば幸いです。

筆者撮影


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