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『2021年の抱負』を年末にあげる@下書き博物館

【下書き博物館】
以下の文章は、下書きに眠っていた文章を掘り起こしたものです。

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あけましておめでとうございます。

毎年なんとなく正月を迎える僕だけど、
珍しく『今年の目標』とか『2021年にやりたいこと』とかを考えてみた。
せっかくなので、2021年初noteに残しておこうと思う。

Visionは『こいつとおったら、なんか元気になる』人

人生の目標について考えると真っ先に浮かぶのが仕事のこと。
僕は理学療法士(PT)をしているので、PTとしてこれからどのように働いていこうか?というHowについてばかり考えていた。

でも、それを考えていくうちになんで?(Why)を自分に問いかけた。
PTとして何かを成し遂げたい。なんで?
すごいPTになりたい。なんで?
もっと勉強がしたい。なんで?

こうやって自分に問いかけていくと、とても動機が曖昧なことに気づく。
自分の中で、なんで?が解決できないまま、
周りの人に負けないように、という気持ちだけで頑張っていたのだと気がついた。
だから、モチベーションにも浮き沈みがあったのだ。

自分にWhyを問いただすうちに、Being(どうありたいか)について
思考が及んだ。自分はどのような人間でありたいのか?という問いだ。

そのうちに一つのビジョンに至った。
自分がどんな人間でありたいか。
それは、

『こいつとおったら、なんか元気になる』人

ものすごく抽象的で曖昧な表現だけど、僕の中ではこのビジョンがしっくりきた。

今までは「自分がどう見られるか?」ということばかりで、周りに対する影響なんてものを意識したことはなかった。
「すごいPT」「頭良さそう」とかそんなことを言われたいがために、
頑張ってきた。だから、たまに虚しくなる。

しかしながら振り返ってみると、僕は理学療法士という仕事を通して「患者さんが元気になってたとき」とか「後輩が不安を打破できたとき」など、周りの人が元気になってくれる姿を見れたとき「嬉しい」という気持ちが湧いていた。

ああ、僕は人が元気になる姿を見るのが好きだったんだ、、

もちろん仕事としては『理学療法』を提供すること。
だけど、結局は「理学療法で身体を良くすること」よりも、
理学療法、もっと言えば僕という人間の関わりの中で
その人が元気になっていく姿を見るのが好きだったんだ。

だから「人を元気にする」という点においては、理学療法士という仕事に限らず自分という人間がそういう存在になれるように成長したい、と改めて思えた。

では、「元気」ってどのような状態だろうか?
僕は「身体が健康で、不安に対処し、自分で決めて、自分で行動できる」状態だと定義した。

『元気』の定義
身体が健康で、不安に対処し、自分で決めて、
自分で行動できる

なんでこういう定義にしたかと言うと、
自分で行動できないって一番元気を奪うから。
これは、僕が理学療法士として経験したきたことに起因する。

僕は理学療法士という仕事を通して、事故や病気などで突然歩けなくなったり、片側の半身が動かなくなった多くの方々と関わった。
身体の自由を奪われたことで、自分一人で行動することができなくなり、トイレに行くタイミングでさえ、看護師などの周囲に合わせなければできなくなってしまう。

身体の不自由は心を蝕む。
自分で決めることをやめる。
生きる活力を失わせてしまう。
多くの人が気持ちがふさがっていった。

一方で、リハビリ治療のなかで身体が回復し、できることが増えてくると
再び笑顔を取り戻す方も多くいた。
「先生、またこれで家族と過ごせるよ!」

「もう、おれは歩けない」という人に「歩ける」を一緒に築いて、「また家族と過ごす」という選択肢を共創する。
リハビリの目的はきっと、人生の選択肢を広げることなんだと思うに至った。

だから僕の中で

身体の健康

心の健康

自分で決める

自分で行動する

=自分の選択肢の拡大(元気)

という一連の流れが形作られたのだと思う。

Missionは『関わる人を元気にする』こと

やあっと自分のなかで目標となるような人間像がブラッシュアップされ、その輪郭はつかめてきたのだが、それではまだまだ抽象的で具体的な行動にはならない。

次に考えるべきは「どのようにして元気にするのか?」だ。
今までの興味のあることなどを照らし合わせると以下のようになった。

Mission『関わる人を元気にする』 
そのためにできることは?


①手で(治療の知識や技術を上げる)

②言葉で(コーチングなど前向きな声かけを学ぶ)

③運動で(ピラティス、クロスフィット、トレイルランなどの運動指導をする)

④ユーモアで(マンガやお笑い見る、笑顔!)

実はこれらは、今までも勉強していたこと。
しかし、それぞれは点であって、が自分の中でつながることはなかった。
だから「あれ?何のために勉強してるんやっけ?」となることもしばしば。

けれど、自分のVisionやMissionが明確になったおかげで、点と点が繋がり、
あ!このために勉強してたんや!と強い動機づけになった。

おっきなテーマは『自分の人生を、自分で生きる』こと

元気の定義を翻ったとき、同時に「自分はどやねん!」という気持ちが湧いてきた。よく他人のことは目に付くというが、それはほんまで、なにより自分が「自分で考えて、行動してないやん!」というオチになった。

僕は、長らく他人の目を意識して生きてきた。
こういうことをしたら、どう思われるだろう?
あんな発言したら、嫌われるかな?
親や友人に勧められる道へ行き、否定されたら諦める。。

しかも、恐ろしいことにそれって中々気付かないんよね。
自分で決めてるつもりが、いつの間にか
「◯◯くんは、こう言ってたしな…」とか
「偉い人が、これを否定してたな…」とか
そんな言葉や雰囲気に流されて決めてたりする。

他人の目を基準に生きるということは、
自分の人生を生きていないことにつながる。

そんな人が浮かんできたキーワードが『自分の人生を、自分で生きる』です。

まとめると

自分の人生の壮大なテーマは『自分の人生を、自分で生きる』こと
それはつまり、自分で考えて自分で決めることです。

それを実行していくことで、他者まで元気にできるような人間になりたい。
そんな2021年元旦になりました。

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と、ここまでが下書き。
ここからが追記です。

2021年の初めにこんな文章を残してたのね!
と、びっくりしてると共に、おっきな根の部分は年末になっても、ちゃんと変わらず残っておるなぁと再確認できました。

実際は、まだまだもがいてはいる。
人を元気にする、ってほんと難しいもん。
どうやったら元気になってもらえるんだろう?っていつも考える。

たまに、諦めたくなる時もあるけれど、それが悔しいと思たりするってことは、自分の中で「人を元気にする」ってことが大切なことなんだなあ〜と思う。

2021年が終わる前に、2021年の初めにいた自分とまた出会えて良かった。

2022年、また目標を立てるのだろうけど、その時は進んだかどうかがちゃんと分かるような具体的な目標も一緒に立てたいなあ、と思いました。

みなさんの2021年の抱負や目標は達成できましたか?
ここで一旦振り返っておくと、新しく見つかることがあるかもしれません。

それでは、また。

#下書き博物館
#熟成下書き


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