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夢~特にメッセージ性のない物語~

 特に何かを主張したり、なにか書き残しておきたいことがあったりするわけではないが、今朝ちょっとストーリーのある夢を見たのでせっかくだから書き記しおきたい。別にこの物語に何か私の気持ちが代弁されているとかでもない。個人的に占いとかの類いは全般的に好きではないので夢占いがどうこうとかでもない。ただ、面白い夢をみたからそれを書き記すだけである。

 舞台は三重県某所。ベネツィアで開かれた水泳大会に参加したとか、帰りの電車で飛鳥凛に命を狙われたとかいうプロローグもあったがそれは物語に関係ないので割愛する。三重県某所の道路でレトロなマイクロカーが走っているのを見た。ミントグリーンの一人乗りサイズ。そのマイクロカーはケーキの路上販売へ近づいていった。しかしそのマイクロカーはその路上販売の前でうろうろするだけで何もしない。それを遠目で眺めていたらそのマイクロカーは低く空中浮遊しながらこちらへ近づいてきた。夢の中のご都合主義で、そのマイクロカーは路上販売のケーキが買いたかったが何らかの事情で買えずにうろうろしていただけだと悟ることができた。
 とりあえずYesとNoの意思疎通は可能だったので、好みのケーキを選んでもらった。ケーキ代5,260円の支払いは私が立て替えてそのケーキを渡した。するとそのままその場を去ろうとしたので、「いや金!!!」と呼びとめたらついにマイクロカーの搭乗者が下りてきた。見た目は西洋にルーツを持っていそうな金髪の少女だった。
 少女に代金を催促すると、数百数十円分の硬貨が不思議な力で財布の中に飛び込んできた。いやいや全然足りないんだけどと催促すると、少女は申し訳なさそうに有り金を差し出してきた。しかしその中には日本円の硬貨だけではなく、外貨やどこの硬貨なのか不明な謎の金属の塊も交ざっていた。その差し出した金属に戸惑っているとついに少女が口を開いた。何か喋っていることだけはわかった。しかしその言語はおおよそ普通のホモ・サピエンスでは調音不可能な音声であった。声のようなものに機械音やSEにでも使われそうな音も混じっていた。
 私は戸惑いつつ地球儀を渡しつつ日本語や英語で出身地を尋ねるも、少女は照れながら首を傾げるばかり。なんとか地球儀とジェスチャーで尋ねてようやく意図を伝えることができた。すると少女は地球儀の外の空中を指差した。少女は宇宙人だった。
 こうなれば話は全く別だ。とりあえず受け取った金は全て返却し、お土産をさらに渡した。そして懇願してもう一度言葉を話してもらった。録音もさせてもらった。3回話してもらったが、いずれも人間言語のそれではなかった。一応録音データを夢の中だけに存在する高性能な言語解析アプリにかけてみた。解析ではウイグル語と出たが類似度は極めて低いという結果だった。宇宙人の言葉を録音させてもらったお礼にとチロルチョコきなこ餅を渡そうとした。しかしその少女は、そこまではいいですという感じでお礼だけしてそのままどこかへ去っていった。

そして目が覚めた。

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