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【高校野球】大阪桐蔭高校の「凡事徹底」の凄さに魅了されたあの試合

僕は大阪桐蔭高校のファンです。
母校でも、親戚が通っているわけでもないのに校歌を歌うことができます(笑)

なぜ僕が大阪桐蔭のファンなのか。
それは、「学生スポーツで勝ち続けることはとんでもなく難しいこと」だから。

大阪桐蔭といえば、高校野球界では「絶対王者」との呼び声も。
あまりの強さに「つまらない!」「高校野球の概念が変わってしまう!」という声が上がるくらいです。

しかし、プロや社会人とは違い、必ず3年で選手が卒業してしまう高校野球。
「勝てる世代」を次々と育てていかなければなりません。「王者」であり続けることがどれだけ難しいことか…。

そして、監督はもちろん、まだ10代の高校生たちに向けられる「勝って当たり前」という視線。
10代にしてこのプレッシャーと向き合うのは相当な覚悟が問われると思います。
ただ強いからではなく、10代にして王者の称号とも戦っている大阪桐蔭のナインたちの戦いぶりには惹かれるものがります。

また、大阪桐蔭の選手たちには「当たり前のことを当たり前にこなす」凄さがあります。
送りバントは必ず決める。取れるアウトは必ず取る。
「甲子園には魔物がいる」と言われるほど、地方大会を勝ち抜いてきた選手たちでさえ、あり得ないようなミスを犯してしまう甲子園。
その舞台で「当たり前」が出来ることの凄さと言ったら…。

中学時代から高い能力を発揮した選手たちをスカウトすることもあり、投手陣の球速の速さ、打撃陣の豪快なバッティングなど華やかな部分に目が行きがちですが、走攻守それぞれに目立たなくともやらなければいけないプレーをしっかりしていることこそ、大阪桐蔭の真の強さの秘訣です。

そんな大阪桐蔭のすごさを改めて実感したのが2022年夏の聖望学園戦。
初回から打線爆発の大阪桐蔭は19-0で勝利を収めました。

この試合をスタンドで見ていたのですが。
試合内容はもちろんですが、何点差が付いても全力プレーを怠らなかった選手たちの姿が大いに印象に残っています。
途中から出てくる控え選手の意識も高く、大量点差がついての慢心もない。

最後まで相手をゼロに抑え、自分たちは一点でも多く得点を奪うという野球の基本に徹した選手たち。
まさに、大阪桐蔭が王者たる所以を見せつけられた試合でした。

今年の夏も、一回戦屈指の好カードと言われた沖縄・興南高校相手に見事勝利。

昨年夏は大阪大会で敗れ、甲子園出場は叶わず。
春も準々決勝で敗れ、チャレンジャーとしての戦いが始まった大阪桐蔭高校の戦いから目が離せません!


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