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【残念】京都市北山エリアへのアリーナ整備見送り
先日非常に残念なニュースが飛び込んできました。
京都市北山エリアに整備を目指していたアリーナ計画が見送られ、向日市にある向日町競輪場敷地内に整備されることが発表されたのです。
京都府は4年前、老朽化した府立大学の体育館をアリーナに建て替える案を地域の整備計画の中で示しました。
しかし、地元住民や学生などから大学の周辺に多くの人が集まることで、生活環境や学習環境に悪影響が出るのではと、反対する声が上がっていました。
こうしたなか、府は去年(2023年)2月、老朽化が進む向日市にある向日町競輪場を再整備する方針を示し、そのなかで、競輪場の敷地内にアリーナを造る可能性についても検討していました。
去年6月には、向日市が正式に誘致を表明するなか、京都府は、有識者による会合を開き、意見を聴くなどしたうえで、14日、向日市に整備する方針を明らかにしました。
アリーナ建設の経緯としては、京都府内に5000席を超えるアリーナが一つしかなく、スポーツ大会や国際イベントの誘致で後れを取っていることがよく挙げられていますが、実はこの計画に密接に関わっているのが「バスケットボール」
日本代表の躍進や八村選手などの活躍で空前のバスケ人気が訪れていますが、それを支えているのがバスケットボールのプロリーグ「Bリーグ」
そのBリーグは現在2026年からのリーグ再編に向け準備を進めています。
最大の目玉は「B.PREMIER」という新しいリーグカテゴリが設けられ、世界水準のリーグを目指す点。成績による昇降格が廃止され、長期的視野でのクラブの発展が期待されています。
一方で、観客動員数や売上高といったこれまでにない審査基準が設けられます。その一つが、客席数5000席以上やスイート・ラウンジを備えたアリーナを確保することで、2028~29年シーズン開幕当初から使用可能であることが条件とされています。
京都をホームとする京都ハンナリーズもB.PREMIERへの参戦を目指すことを表明していますが、現状使用しているアリーナはこの基準を満たしていないので、新たなアリーナを確保する必要があります。
アリーナ計画はハンナリーズの未来を左右する大切な計画でもあるんです。
ちなみに、B.PREMIERへの参戦を目指し、全国でアリーナの建設が進んでいます。
アリーナ建設の先駆けとなった琉球ゴールデンキングスの本拠地沖縄アリーナは来場者・売上増に大きく貢献。バスケW杯の会場にも選ばれました。
昨年は群馬、佐賀に新アリーナがオープン。
リーグ屈指の人気を誇る千葉ジェッツも新アリーナを建設し、来シーズンから使用予定。周辺は大規模な再開発が行われ、大いに盛り上がっています!
その他、東京や愛知、西宮でもアリーナ計画が進んでいます。
バスケ人気の受け皿として、地域密着型のチーム作りが注目されるBリーグ。まさしく、新アリーナはバスケが地域の文化として根付いていく起爆剤になることは間違いありません!チーム数も比較的多く、各都道府県の方がその地域のチームを応援する土壌が整っています。
だからこそ!僕は京都市内での新アリーナ建設を目指してほしかったのです。
北山エリアでの建設計画地は府立植物園に隣接しており、景観面などからの反対も根強くありました。
もちろん、僕もそういった問題を完全に無視してのアリーナ建設はあってはならないと思います。
しかし、アリーナ建設の先にバスケが京都の文化になる未来が待っているのではと思います。
今シーズンのハンナリーズのホームゲームはほぼ満席状態が続き、ファンの熱量がどんどん上がってきているのを実感します。
「もうこれ以上京都に人が増えるのは勘弁…」
との声も多いそうですが、僕はインバウンドなどで増えている観光客などとは全く別物として考えるべきだと思います。
アリーナへの来場が想定されるメインターゲットはハンナリーズブースター。つまり、京都在住の方たちです。
アリーナの盛り上がりには地元民の力が不可欠!
以前、こんな記事を書きましたが、僕は京都の未来を本当に危惧しています。
今はインバウンドなどで潤っているかもしれませんが、近い将来京都を好きだと思う人が本当にいなくなってしまうのではないか。
そんな中、市民の力で盛り上げるアリーナがあってもいいのではないか!と強く思うのです。
向日市も京都府内ですし、向日市での整備が決まったとなったら素敵なアリーナが建設されることを願います。
しかし、「スポーツ観戦」という新たな市民で作り上げるコンテンツが140万都市京都に生まれるチャンスでもあったのになぁと残念な気分でもあります。
とにかく!今のアリーナの盛り上がりもめちゃくちゃすごいです。
今週末からの試合は、京都で唯一5000人以上を収容できる島津アリーナでの試合です。
6000人以上の集客を目指し、ハンナリーズ史上最多動員数となることは間違いなし!ぜひその目でハンナリーズの躍動を見届けてください。
Go 京都ハンナリーズ!
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