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【コーヒー】ピッコロラテって知ってますか?

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

今や季節関係なく多くの外国人観光客でにぎわう京都。
僕のお店も中心地にあるわけではありませんが、周辺にはゲストハウスも多く外国人のお客さんも結構います。

今日も開店直後に外国人の方が。
するとメニューを眺め一言。
「Do you have a piccolo?」
文字に起こすと「ピッコロ」と読みますが、発音は「ピコロー」とおっしゃっていたと思います。
「ピコローはありますか?」と聞かれていることは分かったんですが、「ピコロー」の意味が分からず「ピコローってなに?」と聞くと、写真を見せてくれました。

そこには、カフェラテのようなドリンクが写っていたので、
「うちのお店にはエスプレッソマシンが無いのでカフェラテが作れなくて…。ごめんなさい」と説明すると、分かったという表情でカフェオレを注文してくれました。

お店を始めて4年目になりますが、「ピコローはありますか?」と聞かれたのはこれが初めて。
気になったので、カフェオレを提供したあと調べてみると…
出てきました!「Piccolo late」

「ピッコロ」はイタリア語で「小さい」という意味で、通常よりサイズが小さいラテという意味。
小さなグラスにエスプレッソを抽出し、スチームしたミルクを注いだもので、作り方は通常のラテと変わりませんが、通常のサイズと同じ量のエスプレッソを使っているので、濃いめの味わいに仕上がるそうです。

まだまだ知らないことだらけ。日々勉強です。

ちなみに…
ピッコロラテはオーストラリア発祥だそう。
オーストラリアといえば、世界が注目するコーヒー激戦区。
中でも「メルボルン」には無数の個人経営のカフェがあり、メルボルンでの修行を経て日本でコーヒー屋を開業する方も数多くおられます。

イタリアからの移民により広げられたコーヒー文化が独自の進化を遂げたオーストラリア。
エスプレッソ系メニューはエスプレッソやミルクの量などに応じて様々なメニューがあり、ピッコロもその一つのようです。

日本ではあまり主流なメニューではないと思いますが、コーヒーの気分じゃないけど、ラテよりはしっかりとした味わいで飲みたい!というときにぴったりだと思います。

ぜひ見かけたときは味わってみてください!

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