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定休日を作る勇気

僕は今京都で「Laughter」というコーヒーショップを運営しています。
お店を始めて約3年。現在は月曜日が定休日ですが、最初の二年間は定休日なしで営業していました。

「定休日を作らなかった」というより、「定休日を作れなかった」というのが実情でした。
当初はオープンして数か月は定休日なしで回して、客足が伸びない曜日を定休日にしようという計画でした。

しかし、オープンしてみると曜日ごとの差はあまり生まれませんでした。
一週間だけを見ればもちろん波がありますが、一か月単位などで見ていくと曜日ごとの大きな差は生まれませんでした。
「オープンしていれば誰かお客さんが来てくれるかもしれないし、家賃は何日営業しても変わらないんだから、なるべく営業日を増やしたほうが良いじゃん」
段々とこんな気持ちが芽生えてきます。

昨年の11月に二号店をオープンしたことで、物理的に定休日なしで営業することが出来なくなったので月曜日を定休日としましたが、約二年間は定休日なしで営業を続けました。

最初のうちは
「定休日と知らずお客さんが来てしまっていたら申し訳ない」
という気持ちもありましたが、今では定休日を設けて良かったと思っています。

それは、お店以外の世界に触れる時間を設けることができたこと。
他のコーヒー屋さんや地域のお店に足を運ぶことで、お客さんからおすすめのお店を聞かれた時に答えられるようになりました。

お店にいるとどうしても近視眼的な仕事のことを考えてしまいがちですが、もっと広い視点で
「どんなお店にしていきたいか?」
「どんな人生を歩んでいきたいのか?」
を色んなお店を見たり、色んな人と話したりして考える時間になっています。

たまには弾丸で旅行に行くことも。
コーヒーを販売していますが、一人でも多くの方に魅力を感じて頂いて商品を届けるという意味では、様々な業界に通づるものがあります。

「コーヒー」という垣根を超えて、様々なものに触れられる一日という意味で定休日を設けたことには大きな意味がありました。

ちなみに、来週頭の月曜日は祝日なので臨時営業で、翌日19日(火)をお休みと致します。
3連休はぜひLaughterでお待ちしています!

そして、19日は京都→大阪 徒歩旅にチャレンジ予定!
こちらもお楽しみに。



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