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生きたい時間をつくり、ありたい心で生きる。

少しの時間でも、心の底から満たされることをする。
それはほんとうに必要で実りある努力になるのだなと、週5日働くようになってからひしひしと実感する。ジャムとか風とかごはんの食べ方、寝る前の15分とか。小さなことの積み重ねで、心はまもることができる。

6:00すぎの朝ごはん。
夜ごはんを食べてから寝るのが早いせいか、胃が気持ち悪くてあまりたくさんは食べられない。それでも、食パン半分でも3分の1でも、好きなジャムをたっぷり塗れば元気が出る。

なにをしてもつまらない気がするようなときも、なにかに押しつぶされそうなときも。いい風はいつも、心のなかに溜まった物を洗い流してくれる。
だから1分でも2分でも30秒でも、マスクを外して、朝の空気を吸う。帰り道はゆっくり歩いて夜の風のにおいをかぐ。

好きな香りのボディソープで体洗う。
明日をがんばるためだけに早寝してしまわないで、今のわたしのために。明るすぎる電気は消してオレンジのランプを点けて、いまの心と言葉を探す。15分だけでもいい。

そうやってコツコツ、ほかのだれにとってではない、じぶんのこころが生きるために必要な時間と習慣をつくること。
時間でいえば一日のなかのほんのちょっとだけれど、それはわたしのまんなかをつくる。

他の時間は嫌々過ごしているだとか、そういうことが言いたいわけではないしそうじゃない。
いろんな時間があって、いろんなわたしがあって、それは豊かなことだ。
だけど、一番真ん中にあるのは、わたしが一番生きたいのは、こういう時間でこういう心のあり方。それはちゃんと認めてもいいことなんだと、ようやく最近心から思えてきた。

「これが大事」って強く思ったら他の”それ以外のもの”を否定したことになってしまいそうなのが怖かったから、これまでずっと、いつもすこしだけ隠していたような、大事にしすぎないようにしていたような気がする。
だけどそれは誤魔化さなくていい。
一番大切なものがあっても、それは二番目を脅かすものにはならない。

心は正直で、日々の自分に映ってしまうから、どんなに”順調”で”充実”してるようににみえる日々でも、一番大切なものを抜きにして過ごしてたら心はちゃんとどこかで訴えてくる。それが器用にはいかないから、不満とか他責とかそういうものとして表れてしまうのかも。

逆に一番大切なものをほんとうに大切にしたら、そこで満たした心で、ほかの場所でもしっかり生きることができるし、自分があげられるものをちゃんとだれかに届けることもできる。
だから、じぶんの幸せに正直になろうとすること、怖がらなくていい。
正しさとも役に立つとも関係ない、じぶんの心を満たすために時間をつかうとき、後ろめたさを感じることない。

コツコツ地道に、生きたい時間をつくり、ありたい心で生きる。

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ちなみに、写真は鎌倉にある「ATTA HOTEL INAMURA」さんのお部屋。生活のふつうの動作の一つ一つがたのしめる、ただ寝転んでるだけで心がみちてくるような、ほんとうにほんとうにいいお宿でした。

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