吉本 集 / aru inc.

Web制作の実装者です。Webの制作会社で実績を積み、フリーランス2年半を経て、201…

吉本 集 / aru inc.

Web制作の実装者です。Webの制作会社で実績を積み、フリーランス2年半を経て、2010年にaruを設立(本社:札幌、自分は東京で活動中)。札幌出身、東京在住。

マガジン

最近の記事

何者でもない自分に。

noteに記事を投稿するのは久しぶり。一時的に別のサービスで日記を書いていたが、なんとなく、今回はnoteのほうで記事を書きたくなった。 私が住んでいるマンションには、管理人さんがいて、マンションの廊下、エントランスやゴミ置き場など、毎日のようにどこかで、掃除をしている姿を見かける。 見かけるたび、こちらから挨拶をするけど、管理人さんは下を向いたまま「あ、、、」とだけ返答をする。そして、邪魔にならないようになのか、逃げるように隅の方に移動する。 いかにも、極力、自分の存在を

    • 2022年を振り返る

      あっという間の2022年でしたが、お仕事でお世話になった方々、本年もありがとうございました。 お陰様で本年も忙しく過ごすことができました。心より感謝です。 仕事があって、日々忙しく過ごすことができるということは、実装者にとって、本当に嬉しいことです。 ただ、今年の自分に点数をつけるとしたら、あまり良い点数をつけることができないなと、反省をしなければいけない2022年だったなと。 2022年5月31日で、弊社12期目が終わり、6月1日より13期目に入りました。 12期目は過去

      • 11月20日、

        今の自分の生き方が正解か不正解かなんて誰にもわかるわけもないので、 「自分はこう生きていくんだ」と自分に言い聞かせて、それが正しいと思うしかないが、最近、自分の生き方がこのままで良いのか考えさせられる出来事があった。 僕は、大学を卒業してからすぐには就職をせず、育った札幌から離れ、広島や沖縄に行って、ぶらぶらしていた。かっこよく言えば「自分探し」。 結局見つかるわけもなく、父が住んでいた東京の家に転がり込んだ。 当時22歳。 そこでWeb制作の業界に出会い、今に至るが、知ら

        • 虚無感

          先日の夜、事務所のメンバーと丸亀に行き、うどんを食べて早々に事務所に戻る・・・と思ったら、1時間以上、話し込んでしまった。 みなさんは、日常生活の中で、ふと、虚無感に包まれることはないでしょうか。 自分は、週末に事務所で仕事や勉強をするのが好きです。 仕事の連絡も来ないし、事務所に誰も来ないので、とにかく集中できる。 ただ、集中力はそんなに続かないから、数時間ごとに休憩を挟む。 会議室にあるソファに寝転んだり、席についたままた目を閉じたり。 事務所は2階にあって、外側の

        何者でもない自分に。

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        • テストテスト投稿
          1本

        記事

          2021年を振り返る

          今年も無事、事務所のメンバーとの忘年会が楽しく終わり、帰りに神田明神に寄って、解散。 その翌日の今日、事務所に来て、このnoteを書いている。 2021年を振り返ると、昨年はWeb制作が完全にリモートになったばかりで手探り感があったが、今年はリモートでの制作が円滑になり、このカタチが定着するんだろうな、と実感した年になりました。 同時に、直接会ってお話しすることの大切さも改めて感じられました。 今年の後半ごろから、同じ業界で活躍されている方々とお会いする機会を増やしました

          2021年を振り返る

          期待しない

          基本的に、何も期待しない。 これが僕の生き方としての前提の考え方。 でも、それはとてもとても前向きな生き方なんです。 ある時、突然、母が難病になった。 3人の子供が大人になって、社会人として安定して、父が定年を迎えて、母親として「本当にお疲れ様でした」、これからは子供たちがたくさん親孝行もするし、後は夫婦で余暇を楽しんでください・・・という矢先に。 その出来事で、人生についての価値観が変わった。 「期待しても、無駄」 神様なんて信じたことないけど、神様にそう言われた。

          独立して実装者を約14年続けてみて思うこと

          Web業界に入って約17年。独立してから約14年。 なぜここまで実装者を続けて来れたか聞かれると、最初に出てくる言葉は「実装が好きだから」だと思う。 やはり、結局好きじゃないと続けられない。 これまでの道のり、もちろん楽しいことばかりじゃなかった。 挫折だって何度も味わい。失敗も苦労も数え切れない。 ある時期、好きでい続けることに悩んだこともあった。 好きでいなきゃいけない。他に何もない。実装が好きじゃなくなったら、自分には何も残らない。 だから、好きでいなきゃいけない。

          独立して実装者を約14年続けてみて思うこと

          僕が、技術力にこだわる理由

          先日、妻と食事をしていて、 「昔と比べたら、今の方が仕事、忙しくしてるよね」 という話になり、「忙しい」と言えるほど、仕事をいただけていることに、改めて感謝しなければいけないと思った。 今から約7年前(2014年)というと、僕がFlashクリエーターとして独立して、それなりに忙しくしていた時期が2012年までで、そのあと、Web制作にFlashの案件がパタっとなくなり、お付き合いのあった制作会社からほとんど仕事の話がなくなり、フロントエンドエンジニアとして再スタートをして、

          僕が、技術力にこだわる理由

          2020年を振り返る

          2020年2月、昔お仕事でお世話になった方から久しぶりに案件のご相談をいただいた。 「3月上旬からの実装なんですが・・・」 Web制作の実装工程は例年1月〜3月は繁忙期のため忙しかったが、久しぶりに声をかけてくれたという嬉しさもあり、なんとか対応できるよう調整した。 ところが、3月になり、 「イベントがコロナ関連で中止になり、案件自体がなくなりました」 と連絡が入る。 僕の会社は、雇用なしの2人で起業した制作会社なので、基本的には僕1人が生活できる程度の売上が達成できれ

          2020年を振り返る

          ラジオコンテンツをやってみた後日談

          きっかけ 「人の声は集中できる」ということから、僕は作業中に人の声を流すことが多かった。(稲川淳二さんの怖い話とか・・・) 作業に集中しているので、内容は入ってこないが・・・。 ある時から、Twitterで複数人または個人で音声を配信する方々が多く目につくようになり「作業に集中するのに良いかも」と、何と無しに聞いてみた。 Web業界で講師をやっている人と、その生徒がゲストとして参加し、業界について話す内容だった。 これが聞いていて面白かった。 (作業に集中するはずが半分持

          ラジオコンテンツをやってみた後日談

          #3 僕がフリーランスになるまで - Flashクリエータ編 -

          派遣社員は、本来、即戦力にならなければいけない。 にも関わらず、僕は、スキル不足のまま、ある制作会社に派遣社員のFlashクリエータとして、採用になった。 既に3名のFlashチームがあり、僕は4人目として、加わることになる。 他のメンバーは圧倒的に僕よりスキルの高いFlashクリエータだ。 アルバイトならまだ気が楽だったが、派遣社員として加わる以上、早く即戦力にならなければ・・・というプレッシャーが強かったのを覚えている。 当時、原宿にあったこの制作会社は、30人くらい

          #3 僕がフリーランスになるまで - Flashクリエータ編 -

          #2 僕がフリーランスになるまで - 大手広告代理店編 -

          「吉本さん、稼働率が200%を超えています・・・」 経理担当が僕の隣にきて、心配そうに声をかけてきた。 と言われても、僕は派遣社員なので、与えられた仕事を淡々と作業するだけ・・・。 1日8時間働いた状態を稼働率100%としているはず。 200%ということは、1日16時間だ。 正確には、週末も働いていたので、その分も考慮されて200%という計算になっているのだと思うが、それでもまぁ、すごい数字だ。 いまから約14年前、僕は約9ヶ月働いた制作会社を退職し、派遣社員で、ある大

          #2 僕がフリーランスになるまで - 大手広告代理店編 -

          #1 僕がフリーランスになるまで - アルバイト編 -

          僕がフリーランスとして独立するまでに経験してきたことを複数回に分けて、公開していこうと思う。 フリーランスを目指している人、フリーランスに興味を持っている人に何かしらの参考になれば幸いです。 僕がWeb制作会社に所属するまでの経緯は、下記の記事を読んでいただくとわかります。 僕が最初に所属したWeb制作会社は、秋葉原にある20人程度の小さい制作会社だった。 雇用形態はアルバイトだったが、給与はなぜか月額固定という謎のシステムだった。 確か手取りで20万程度だったと記憶

          #1 僕がフリーランスになるまで - アルバイト編 -

          あなたはストレスと、どう付き合って生きていきますか。

          あなたはストレスと、どう付き合って生きていきますか。 僕が社会人になってまだ20代の頃は、ストレスについて深く考えたことがなかった。 30代後半になり、大切な人がストレスによって病気になったことをきっかけに、僕はストレスについて深く考えるようになった。 いまの僕の答えは、 自分にとって害にしかならないストレスは、避けて生きる。 自分にとって必要なストレスは、バランスよく付き合って生きる。 人はストレスに強くなれるのか。 僕は、無理だと思っている。 だから、避けるしかな

          あなたはストレスと、どう付き合って生きていきますか。

          会社設立10期目を終えて

          10年前の2010年6月1日。 僕は、友人と2人で、Web制作会社を創った。 Web制作の実装者の2人が起業し、10期目を終え、もうすぐ11期目をスタートさせようとしている。 実装者が、実装者として活動し続けるために起業した場合、その法人には、どのような可能性があるのか。 僕は、この可能性を確かめたく、模索し続けていました。 そして、10期目が終わる節目に、実感できたことを書いてみたいと思います。 法人化にするメリットはあるのか。 フリーランスの方が良いのか。 SN

          会社設立10期目を終えて

          #3 僕がWeb業界に入るまで - スタートライン -

          「お客さんから来ているこの〇〇のお問い合わせ、〇〇と回答しておいてください〜」 かしこまりました。 担当している精米店の担当者から頻繁に電話が来る。 僕は、大手ECモールに出店しているECサイトの運用代行の会社で働きはじめ、2ヵ月が経とうとしている。 「Web業界の仕事が見つかりそうです」 通っていたスクールの営業担当から紹介してもらった初めてのWeb業界の仕事。ようやく希望していた業界の仕事がきた。 未経験者の僕がなぜ採用になったのか、どういう面接だったかはもう覚

          #3 僕がWeb業界に入るまで - スタートライン -