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2020年を振り返る

2020年2月、昔お仕事でお世話になった方から久しぶりに案件のご相談をいただいた。

「3月上旬からの実装なんですが・・・」
Web制作の実装工程は例年1月〜3月は繁忙期のため忙しかったが、久しぶりに声をかけてくれたという嬉しさもあり、なんとか対応できるよう調整した。

ところが、3月になり、
「イベントがコロナ関連で中止になり、案件自体がなくなりました」
と連絡が入る。

僕の会社は、雇用なしの2人で起業した制作会社なので、基本的には僕1人が生活できる程度の売上が達成できれば、生きていける。そのため、12月現在までに、生活に支障が出るほどの影響は受けていないが、周りの制作会社を見ると、やはりこのコロナという影響はWeb制作の業界でもかなり大変だったと思う。

「吉本さん、コロナの影響は受けていませんか?大丈夫ですか?」
普段からお世話になっている制作会社の方から連絡をいただいた。
自分たちの会社も大変だろうという中、こういう気遣いをいただけるなんて・・・、と思うと、感謝でしかない。
そして、実際にこの制作会社から今年も案件をいくつも紹介していただき、自分はなんとか売上を維持することができた。

今年は「感謝」の年だったと思う。

自分は、決してコネクションが多い方ではないので、仕事を紹介してくれる制作会社は多くない。パッと頭に浮かぶのは4社。
この4社のディレクターの方々には、今年も本当にお世話になりました。
自分は、与えられた目の前の仕事をこなしていくことでしか感謝を伝えられない。逆にいうと、感謝を伝えるために、自分のスキルを上げ、より良い仕事ができるよう努力しなければと、改めて強く感じた2020年でした。

ありがとうございました。

2020年を振り返る。
今年は受託制作以外に、直接的には「仕事」とは言えないが、仕事に繋がるかもしれないという動き(ブランディング・・・とは言えないが)をいくつかやってきた。

・Twitterに力を入れる
・同業種の方々に会って交流を深める
・音声配信

この3つ。


Twitterに力を入れる

これは確か、2018年の5月ごろから取り組んでいる。
きっかけは自分の技術ブログのある記事が炎上したこと。

1日で4万を超えるアクセスがあった。

炎上の原因は、自分の記事の中で使った言葉の表現や文章力が甘かったことで、Twitter上でネタにされた。ただ、それは一時的(2日くらい)なもので、ちゃんと読んでくれる人にはある程度評価されるということも実感し、現在では「BEM 設計」などで検索すると、自分の記事が上位に表示されるようになった。

当時はTwitterに全く興味がなかったが、これを機会に興味が出た。
Twitterで発信力をつければ、それが自分のコンテンツの発信力に繋がる。
そのために、Twitterに力を入れることが重要。

そして、今年はフォロワー数5000を目指し、とにかくツイートすることに力を入れた。

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結果、目標を達成することができた。
(5000ギリギリ、、、ここ数日で5000を切る可能性が高い・・・ので、キャプチャしておく)

Twitterによるあらゆる影響を実感した1年だったので、目標は達成したが今後も力を入れて活用していくと思うが、力の入れ方を来年は考えようと思う。

同業種の方々に会って交流を深める

これは2019年から取り組み始めた。

Web制作の業界は広いので、Twitterをやっている同業種の方々はごく一部だという認識は前提ですが、それでもやはり色んな環境があって、その環境ごとに色んな考え方があり、それを発信している人たちがいるということを実感し、興味が出ました。
そして、そういう人たちと実際にお会いしてお話ししてみたい、と思ったのがきっかけです。

2020年も、多くの人たちと交流を深めることができました。
1人で活動し、普段パソコンの前でコードを書いている実装者からすると、情報交換はとても貴重。自分の知らない知識や環境を知ることができる。自分も何か与えられないかと考えてしまいますが、結果的に得られることのほうが多い。

今後はそこから何かが発展すると理想ですが、そこに力を入れてしまうのは自分の活動とズレてしまうので、模索しながら・・・ということになりそう。

音声配信

2020年はこれがもっとも新しい活動だったかなと思う。
特に今年は個人で音声を配信する人たちが多くなってきた印象を受けた。
当初、自分は聞く側の人間だったが、聞いているうちに自分も発信してみたいなと思いはじめ、知り合いのフリーランスのデザイナーに声をかけた。

1人で活動している実装者とデザイナーが現場のリアルを発信する。

僕の知る限り、現役のプレイヤーが「現場のリアル」を発信しているコンテンツがなく、自分でも面白そうだと思った。

が、

2回、3回と配信すると、現実的に色々と厳しい・・・ということが出てきた。

・コンテンツを考える時間がない
・プレイヤーの現場のリアルは地味
・そこまでネタはない

これは一緒にやっていたデザイナーも感じていたことだと思う。

コンテンツを考える時間がない
これはもう「そりゃそうだ」なんですが、普段、お互い自分たちの生活のため受託制作をメインに活動しており、複数案件をこなす日々の中、音声配信のために、その時間を削る理由はなく、隙間時間にできないか、ということでスタートしたが、そんな隙間時間はない、ということを実感した。そりゃ、コンテンツを考える時間、ないです。
そうなると、コンテンツの深さがなく、軽い内容になってしまうが、それはそもそも自分たちが配信したい内容ではないので、結果的に無理になってくるんです、、、

プレイヤーの現場のリアルは地味
です。
1日8時間以上、仕事しているわけだが、そのほとんどがパソコンの前でコードを書いたり、デザインしたりの日々。
現場のリアルは、地味。
「実装者同士が技術的な内容を話す」「デザイナー同士がデザインについて話す」だと、ちょっと違った内容になって、面白かったかもしれません。

そこまでネタはない
この業界、狭いようで広く、いろんな環境があると同時に、いろんな考え方もあり、誰かが言ったことがこの業界の唯一の正解ではなく、その内容の頭には必ず「僕の環境では」と付けなければいけない。
そうなると、あまり面白いネタが出てこない。
そして「今週はこんなことがありました」という面白ネタもない。終日パソコンの前でコードを書いているだけなので。

2回、3回と収録して、「とりあえず10回だな」と半分冗談で言っていたが、半分本気でした。

ただ、それでも楽しく聞いてくれた方々もいたようなので、個人的には満足しています。やってよかった。


2020年を振り返ってみると、受託制作の作業がメインの中、隙間時間でチャレンジできたこともあり、それなりに充実していた。

それでも今年は、多くの人たちから与えられてばかりの年だったので、
来年から自分が何か与えることはできないかを考えていきたいと思い始めています。

2021年の抱負は改めて書き残したいと思います。

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