備忘録 20240605
●東京都のマッチングアプリ
都営だから安心ってことで利用する人がいるという算段なのだろうか。
先日、孤独死の増加を背景に、葬式も行政の仕事になるかもと書いたが、家族形成も自治体の仕事になるのだろうか。
これも孤独死問題と似ていて、いくら年収や学歴など個人の「情報」が開示されて担保されていたとしても、最後はコミュ力という「感情」の部分は、当人同士の問題だ。
そこの人間関係を行政が与えることができない部分にジレンマがあると思う。「自由」が推進されまくった結果、結婚や葬式が行政の仕事になりつつあるのが、構造的にめちゃくちゃおもしろいなと。
●カスハラ
本件も、行政の仕事範疇になっていくのだろうか。
「カスハラ」と命名されているけど、本質的には、個人の自由の最大化におけるアイデンティティ問題な気がする。一般的には迷惑行為でも、当人から自分のアイデンティティを自由に追求してなにが悪いといくらでも主張できそう。自由と普遍の均衡点の調達は可能かという問題な気がする。
●広告
広告は、かなり変化が起こりそうな分野。
テレビだけでなく、検索エンジンを使った広告に関しても、検索からChat-GPTに質問に置き換わった際、広告も新しい形にならざるを得ないと思う。
悩みや質問をGPTに質問して、回答の中に自然とその人にあった広告の配信が必要になるはず。ゲームというより生成AIに適した、広告配信をできるところが優位性をとれるのではないだろうか。