自分らしい働き方を検証せよ -リデザイン・ワーク 新しい働き方-
今の自分が読むべき本という直感があったので即買いしました。
在宅ワークが当たり前になったいま、「新しい働き方」というよりも「自分らしい働き方」を考える時間ができました。自分らしい働き方とはつまりは最大限のパフォーマンスを発揮できる働き方でもある。
本書はさまざまな企業の「実験結果」でもある。働き方の正解ではないが、間違いなくヒントがある。そのヒントを活かすも殺すも読者次第。
新しい働き方のヒント
私の読書は気になった言葉に付箋を貼って、それを振り返るブログを書くスタイル。今回も付箋を貼った理由と一緒に紹介します。
自身が「オン」になるルーティンが分かっていれば生産性は上がる。そのスイッチが分からない限りパフォーマンスは一定しない。
私は朝ほぼ同じものを食べる習慣がついた。「朝何を食べようか」を考えたくないのだ。1日のはじまりは極力頭を使わず、始業したら頭を使うスイッチが入る。
仕組み化することが当たり前になっていれば、最低限の即戦力になりうる。個人の能力に頼るのではなく、明示的なものがあるか、なければ作る。明示化されたアウトプットがあるならさらに更新して改良する。
仕事だけではなく「学べる場」であることが会社には求められる。「もはや学ぶことはないかもしれない」と思った時からココロは離れていってしまう。
職場に相談できるひとがいる、そのネットワークがあることが働くモチベーションに繋がる。ブレスト相手がいなければアイデアは独りよがりなものになり戻し(修正)も増えてしまう。人的ネットワークが保証されている会社の雰囲気作りも大事。
もし社内に相談できるひとがいなければ、自身のネットワークを今いる組織に組み込めばいい。そうすればより良好な関係が築ける。
「どうしよう」から始めるのではなく「まずはこれをやってみよう」
有効的なツールがあるならまずはそれを使ってみる。ツールの力を借りることで仮説も立てやすく、またはもともと立てた仮説が合っているかもわかる。最初の1歩が踏み出しやすいかはけっこう重要
休憩に罪悪感を抱いているとすればその組織では何かしらのストレスがかかっていると考えていいかも。そしてそのストレスは自分自身が生み出しているのかもしれない。
実験結果として出ている事実を踏まえて考える。検証されたことがあるならさらに検証できることはないか仮説を考えればいい。少なくとも通勤時間がストレスになるのは分かっていることで、在宅勤務の傾向も「言われてみれば確かに」となる。
リーダー・オブ・ワークの役割
リーダー・オブ・ワークがプロジェクトマネジメントと理解する。プロジェクトにおいて自身がリーダー・オブ・ピープルなのかリーダー・オブ・ワークなのかを明確にしておくと良い。案外役割を明確にしていないことがプロジェクトの障壁になっている。
役割さえ明確になっていれば自身がやるべきこと、やらなくていいことがわかるはず。「やらなくていいこと」が明示されていることの方が大事かも
#心理的安全性
2022年最も私が気にした言葉は心理的安全性でした。主体的、柔軟性、意義ある意見の対立など、組織に心理的安全性があるか否か常に自身に説いていきたい
悪影響という言葉を鵜呑みにするのはよくないが、テクノロジーに依存することで少なくとも集中力は落ちると思う。
「公平じゃない!」と思う要因は結果・手続き・意思疎通
要因が分かっているなら話が早い。。とはいかないが、この3つの中でどれがボトルネックになっているかを選択肢にできるのは大きい。
「結果」「手続き」「意思疎通」がなぜ要因になり得るかが分かりやすい例ですね。
チーム間のコミュニケーションにおいて、ツールか全体か個別かにおいて明確な結果が出ている。仕事でも定着しつつある1on1の意味と価値を今一度理解しないといけない。社員間の意思疎通を疎かにすればエンゲージメントは下がる。
自分にとってのメリットが正しく理解できるよう説明がなされているか。理解できないなら、自身が分かるまで対話をしないといけない。メリットを放棄してはいけない。
ファシリテート能力は鍛えないといけないビジネスの筋肉。
今は「解凍」の時期
私はどちらかというと「分析」よりも「仮説」を立てるのが好き。ときにそれが「思いつき」と言われるが思いつきで何が悪い?と思ってしまう。
思いつきも実は過去の実績による直感で、割と思いつきから始めてみることの方が生産性が良いのではと思っている。
誰もが答えが分からない。「解凍」を示すことで回答が見つかるかもしれない(だじゃれ)。
業務内容にもよるが、在宅勤務を選択できる権利があることが社員のモチベーション、エンゲージメントを高める。選択できるって大事。でも放置でもダメだから難しい。
働き方はひとそれぞれ、誰もが同じではないからこそ価値が見える。違いを否定するのではなくまずは受け入れてみること。
本書の資料は以下にもあるとのこと。英語版だけどダウンロードしてみよう。
https://hsm-advisory.com/approach/upskilling-managers-by-hsm-advisory
まとめ:年末年始に最適な働き方を考える
いかがでしたでしょうか。年末年始に読んでみると良い本だと思います。自分にとっての最適な働き方を考え直す、見つめ直す機会にしてもらえれば幸いです。
自身の働き方よりも私以外の誰かの働き方を想像しながら読んでみるのもいいかも。
読書録は定期的に書いているので良かったら。記事への「いいね!」やフォローはすごくうれしいです。
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