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ブラックパンサーワカンダフォーエバー 壮大な鎮魂歌と新しい時代の予感

チャドウィック・ボーズマンの死を受けて大幅に内容が変更された今作は、いつものマーベルのロゴに写し出されるブラックパンサーの活躍と静かな幕開けから始まる。
総じて言うと結構うるっとくる感じの内容であり、フェーズ4最後の作品は新しい時代の幕開けを予期させるものだった。
今作では新しいヒーロー、アイアンハートが遂に参戦する。独自にアイアンスーツを作り上げた天才少女と天才科学者シェリの掛け合いは面白かった。
そして魅力的なヴィランのネイモア。メキシコ沖の海底に暮らす彼は強大な軍を率いてワカンダを襲ってくる。といっても完全な悪役というわけではなく、そのあたりはラブアンドサンダーのヴィランに似たものを感じる。
ブラックパンサーと言えばアイアンマン的なテクノロジーとアフリカの伝統の融合であり、今回もそれを堪能できた。特に今回は昼の描写が多く、アフリカらしいワカンダの風景を見る機会は多いだろう。
全体的にアクションは派手ではないが、クオリティが高いと言えるものだった。
プロット自体も良くできていて、ブラックパンサーのファンであればうるうるすることは多いかもしれない。

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