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【御報告】移住、学びとその意図など

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実は、昨年6月末を以て鉄道の会社を退職し、同7月末を以て児童養護施設を一旦退職し、同8月に東京の家を引き払い、東北のとある都市へ移住した。

結婚を控えているのだが、パートナーが仕事上どうしても県外へ出られないので、わたしが合わせることにした。

折しも、わたしは持病の悪化により体調を崩していたため、移住後は失業給付金制度を利用して療養に努めている。

施設の仕事は、移住後の10月より復帰し、月に一度訪れて数日滞在するというちょっと不思議なパターンで関わりを続けている。

子どもたちに寂しい思いをさせたくなかったので、月に一度訪京することを移住の条件としていた。

そして、4月からは、専門学校で保育や子ども福祉の勉強をさせていただくことが決まっている。

もちろん4月以降も施設の仕事は続ける。

知的、身体的、精神的に厳しい試練となることは承知している。

しかし、学びは常に続けなければ、わたしの貧弱な知識や経験はすぐに役に立たなくなるだろう。

かつて無かったようなスピードで何もかもが変化してゆくこの時代で何かを為すためには、知識や技術のアップデートに相当のコストを払う必要がある。

また、誰かに師事して学ぶことで、謙虚な姿勢を保つことを自らに課すこともまた大切と思っている。

卒業後のビジョンにも少し触れておく。

まずは、保育園で実務経験を積む。

非常勤として働き、社会福祉士または精神保健福祉士の取得を目指す。

実務経験を積んだ後は、何らかの形で活動を始めたい。

● 困窮している養育者(親など)を支援する活動(養育者支援)
● 保育士や子ども福祉従事者の地位向上を目指す活動(子育て支援者の地位向上)
● 職業や性別などの属性に関係なく、誰もが不安なく当たり前に子育てできる社会を目指す活動(出産・養育のあらゆる支障排除)
● 子育てを養育者(親など)だけのものとせず、社会全体でのものとする新たな価値観の普及

軌道に乗る頃にはわたしは還暦かもしれないが、業界内外の様々な方に御協力いただく算段はついているし、この活動が無ければ日本はきっと荒廃の一途を辿るだろうから、命のある限り続けるつもりだ。

最近、わたしがよく用いる語がある。

「Children first, always, everywhere, by all people」

いつでも、どこでも、皆で、子どものことを第一に考えよう、という思いである。

我々世代や親世代が作り出した世界の暗部の収拾など、誰にもできないかもしれない。

けれども、もしできるとすれば、我々より若い人たちだけなのである。

社会は変革できるものと知り、必要であれば知恵をしぼり、勇気を出して、社会の変革に取り組める人を育てたい。

事にあたる時、「人間は本当は優しい生き物、協力できる生き物」という認識が無ければ、彼らはきっと半ばで投げ出してしまうだろう。

長々と綴ったが、読者諸氏には、わたしの後半生の取り組みが社会に受け入れられることを一緒に祈ってほしい。

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