副業のこと、会社に内緒にしないで
驚きの発見 - 隠された副業の現実
みなさん、こんな経験ありませんか?
正直、驚きましたが、考えてみれば、多くの企業がまだまだ社員の副業に対して懐疑的で、ネガティブな見方をしている現状があるのかもしれません。
皆さんの会社はどうでしょうか?副業について、オープンに話せる雰囲気はありますか?
副業は立派な「越境学習」です
でも、ちょっと待ってください。副業を隠すのって、実はすごくもったいないことなんです。なぜかって?
それは、副業もまた一つの「越境学習」の形だからなんです。越境学習って聞いたことありますか?簡単に言えば、普段の業務を超えて、新しい環境で学びを得ることなんです。
副業って、まさにそうじゃないですか?本業以外の新しい仕事を経験して、新しいスキルを身につけたり、外部のネットワークを広げたり。これって、すごく貴重な機会なんです。
副業経験の共有がもたらす驚きの効果
ここで、手前味噌ですが、面白い例をご紹介しますね。
僕たち仕事旅行社が提供している法人向け研修では、研修後にオンラインでの振り返り会を行っているんです。この振り返り会では、参加者がそれぞれの体験を共有します。「俺、神主になったよ!」「私、花屋になったよ!」「僕はネイチャーガイドを体験してきた!」というように。なかなかに斬新な体験コンテンツを並べているので、体験者はみんな自分の体験を話したくてうずうずしているんですよね。
面白いのは、他の社員の話を聞くことで「追体験」できちゃうんです。一つの体験しかしていなくても、まるで複数の仕事を経験したような気分になれる。学びが何倍にも増幅されるんです。
「神主の話を聞いて、日本の魅力をあらためて考えるきっかけになった」「へぇ、花屋ってそんな風にマネタイズしているんだ!?」「ネイチャーガイドのその手法って現職でも活かせるんじゃ?」これって、学びの幅を広げる非常に効果的な方法だと思いませんか?
さて、ここで考えてみてください。もし、これが副業の経験だったら?副業をして得た知識や経験をシェアすることで、他の社員にも新しい視点やスキルが伝わり、組織全体が成長するチャンスになるんです。
実は、こういった多様な経験や視点がイノベーションに繋がるという考え、多くの研究でも支持されているんですよ。
例えば、皆さんご存知のチャールズ・ダーウィン。進化論で有名な彼も、多様な分野の知識を組み合わせることで革新的な理論を生み出した一例なんです。生物学はもちろん、地質学や心理学まで...幅広い知識があったからこそ、革新的な進化論を生み出せたんですね。
さらに、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授の研究も興味深いんです。グラットン教授は、多様性と包括性が組織のパフォーマンスに大きな影響を与えると指摘しています。つまり、異なる背景や経験を持つ人々が協力し合うことで、組織はより創造的で革新的になれるんです。
これって、まさに副業の経験を共有することの価値そのものじゃないでしょうか?多様な経験や視点を持つ人たちが集まると、そこから思いもよらないアイデアが生まれる可能性があるんです。
副業経験の共有で、組織に新たな価値を
でも、「うちの会社では無理だよ」って思った方もいるかもしれませんね。確かに、一朝一夕には難しいかもしれません。
でも、小さな一歩から始められるんです。例えば、副業の経験を語る場を社内有志で設けてみるのはどうでしょう?忙しくて副業ができない社員でも、他の社員の経験を聞くことで、新しい発想やアイデアが生まれるかもしれません。
こうやって、少しずつ「副業をオープンに共有する文化」を育んでいく。そんな会社って、きっと魅力的だと思いませんか?社員同士の信頼感も高まるし、コミュニケーションも活発になる。何より、新しいアイデアが次々と生まれる、そんなワクワクする職場になるんじゃないでしょうか。
だからこそ、僕は言いたいんです。副業を隠すのは、本当にもったいない!むしろ、積極的に共有していこうよ、って。
みなさんも、ぜひ考えてみてください。自分の会社で、副業の経験を共有する文化を作るとしたら...どんなことから始められそうですか?小さな一歩でいいんです。その一歩が、きっと会社の未来を変える大きな一歩になるはずです。
さあ、次に副業を始める社員がいたら、その経験をみんなでシェアして、共に学び、成長していく文化を育てていきませんか?きっと、素晴らしい化学反応が起きるはずです。その化学反応こそが、私たちの仕事や人生をもっと豊かにしてくれる...そう信じています。