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せっかくなので

自分の仕事の事務所はほぼ自宅と言って良い場所なので、通勤手段は徒歩。

相当な土砂降りでも無い限り、滑って転ばないように気を付けながら、傘もささずに小走りで行ける距離。

そんな感じなので、「バスや電車に乗って通勤する」という行為は会社勤めをしていた頃の15年位前から止まっています。


それが、お世話になっている方からの依頼で、とあるお堅い(社)な組織へ助っ人でバイトへ行くようになりました。

足掛け3年強ですが、ギュっとすると2か月くらい。

ざっくり計算したら2か月しか通っていないのか・・、書いててビックリ。

まあ、そんな感じで通勤することが月に約3回位発生しています。

電車で乗り換え1回のドアtoドアで約50分。

この助っ人稼業のおかげで通勤読書も再開出来ましたし、油断すると全く人と会話の無い週もある日常に会話が生まれました。

何か書けば書くほど隔絶されていて可哀そうですが、事実は事実。

書かなかったら気付かなかったかもしれないので、良いや。


依頼された時に図々しくも「交通費って頂けますか?」とちゃっかりしたお願いをしたところ、あっさりOKが頂けたので良いことづくめ。

実は・・・

最初はあまり縁の無い地域で片道約50分と、気乗りしないどころか面倒くさい・・・と思って渋々、断り切れずスタートしたバイトでした。

始めてみると全く縁の無かった業態だし、何のことやら?の連続だったりしたのですが、そこは地道で執念を必要とする作業をあまり厭わない自分としては、自分用マニュアルを作ったりしてコツコツと業務を会得して行きました。

当初の指導担当の方がちょっとアレな方で、途中から自分への指導を放置し、聞いても教えてくれないというナゾの行動に走り始めました。それじゃあこちらも進められないなぁと思っていたところ、その方が退社することになり、後任の方が資料をキチンと所定の場所に置いてくれる、といった最低限なことをして下さるようになり、目に見えて状況が改善。

当初の指導担当は必要資料をそこかしこに放置し、聞くと「そこら辺にあるはず」と指を遠くの山頂を差すが如く、資料の山を指差し、あげくにそこには無いといった地獄。

それを探すだけで数分から数十分の無駄な時間が生じていたので、「とにかくココにある」状態はどんな状態であれ、無駄が無くなりました。

素晴らしい!

更に「これを見てわからなかったら聞いてね」と、事務の仕分けの指標となる資料もサラリと分け与えてくれます。

これらが劇的に無駄な時間を最小限に抑えることとなり、前任指導担当の時にはあり得なかった「時間が余ったので規定の時間より前に帰る」という現象が発生し始めました。


基本は13時から13時半の間に行って、17時(終わらなかったら延長)に帰ることになっていますが、日によって15時とか16時で「お先っす~」と帰ることが増えて来ました。

時給はお世話になっている方経由で、早く帰ろうが遅かろうが(社)は「仕事してくれていればOK」なので、文句は言われません。

「今日は早いね~!」と嫌味では無く「もう終わったの?」といった感じで言われるだけ。「やることないので~」でサクっと上がります。

そして、ラッキー交通費のおかげで、栄えている駅で買い物をしたり、気になっている場所へお得に行けてます。


さらに申請しているルートの交通費よりほんのちょっとだけ上がりますが、乗り換えの電車→電車を、電車→バスにして気分転換をしたり、電車→気合の徒歩で健康をゲットしつつ交通費を浮かせたり。

かなり助っ人バイト稼業も慣れて来て、(社)の皆さんとも結構楽しくやっているので、月に数回が楽しみだったりします。


せっかくの月数回。

楽しみに変換して、有意義な時間としています。

ありがたい、ありがたい!


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