マガジンのカバー画像

つれづれ //日々のこと

53
日々、考えていること。
運営しているクリエイター

#エッセイ

無題

無題

西日が射し込む前に 簡単な夕飯を作るとこにして

少し度数の高い流行りのビールのロング缶をプシュッと開けて

すると、

読んでいた「原民喜」の世界をひこずっていたようで、

死にたいと安易に思っていたあの頃と混ざり合う鈍い感じに

酔いが緩やかにやってきたのか

歳をとることの感謝といえば「鈍くなること」

それによって心が平らになっていること

酔いと原民喜

夏の狂いそうなこの暑さと原民喜

もっとみる
やっぱり、ひとりよりたくさんの人と

やっぱり、ひとりよりたくさんの人と

自分の考え方や意見が、相手に理解されると、気持ちはイイですよね。

理解されないとき、
どんなに、話を多方向から噛み砕いて話をしてみても、その相手は相手で自分の考えや意見を持っている。
私と一緒で。

で、

この人とは、話が合わないって思うとき、
Aさんには、この話題は理解されない。自分と考え方が違う、と感じると、Aさんとは、その話は止めて、他の話題で楽しもうと、思うわけです。

で、
Bさんと

もっとみる
でも、できない

でも、できない

私は、感情表現が下手みたいです。

『怒り』、『驚き』、が特に薄い表現になるようです。

「ようです」というのは、自分本人はそういう認識がないからです。

裏切られたりすると、メラメラと沸き立つ感情があるし、急にゴキブリが飛んできたら、びっくりもする。

そばにいる人からは、アピールが足りなくみえるらしい。

高校の時、半年付き合った彼に「他に好きなコが出来たから、別れて」って言われた時、ガビ

もっとみる
カラダの中心で愛を叫ぶ

カラダの中心で愛を叫ぶ

ヨガを習って、3年余り経ちます。
週一回の2時間弱のクラスなので、家で毎日、少しでもすれば良いものを、しないものだから、毎回、ゼロからのスタートのような、カラダの感じです。

もしかしたら、マイナスかも。
と、思うようなカラダの硬さにゲンナリしていたものです。

ま、ここ最近、やっと、自分にとって、カラダの変わった感じを実感すると、継続は力なり。と、ほくそ笑むのです。

それが、昨日の、ポーズで、

もっとみる
目に見えるもの

目に見えるもの

いろいろな情報が、いろいろな方角からやって来る。
面白がって、興味を持って、そちらの方向に向かってみる。
ん?
どうも、胡散臭いぞ。

それは、自分が今まで学んだり、経験したことを基盤として、自分がGO.STOPの判断を下す。

わからなくなった時は、少し、立ち止まる。
興味が失せれば、そこで、終わる。
もし、まだ、そのことを追求したけば、そこから、自分で捜して学んで正、誤を判断する。

捜せなけ

もっとみる
その、気持ちに

その、気持ちに

とても、かなしいことだけど、
コンビニの角の交差点の交通死亡事故。

信号機の根元に、たくさんの花が供えられ、絶えることなし。

小学校の通学路で、小走りに横断歩道を渡ったふたりの男子低学年の小学生が、ランドセルをギュッと握り、タッタッタッ、ツトっ、止まったと思ったら、揃ってお花にお辞儀をした。

そして、走り去っていった。

ありがとう。清々しい気持ちになったよ。
#エッセイ

全国に支店を

全国に支店を

子どもが、仕事に就く。

娘だと、特に、地元に就職しなさい。なんて、アドバイス?する人がいるけど、私は真逆。

どんどん、どこにでも出て行きなさいって言ってる。

あんたが歳とってきたら、側にいて貰えば良かったーなんて、言うに決まってるって、後悔するよ。って。周りで言う人。

それは、親の都合で。

私の考えはこう。

実家が本店なら、子どもたちが働いたり、学んだりする場所を支店と考える。

支店

もっとみる
校長

校長

バカになれ

息子の通った中学校の校長は、イカしていたのだ。

入学式の校長の話で、ジワってしまった。

息子もさることながら、私の方がこの校長に惚れ込んで、この中学に通わせたいと熱望したのだった。

公立の学校にはあまり、お会いしたことのないタイプの校長。

例を挙げればキリがないが、まずもって有名な言葉は、『バカになれ』

体育祭では、率先して、大騒ぎし、バカになりきって100パーセント以上、

もっとみる
コンビニ老人

コンビニ老人

私の両親は健在。80歳を越えている。

自動車の免許は返納したので、移動手段は、徒歩と自転車だ。

こと、買い物には最近、遠くに行くことはなくなり、徒歩圏内で、用を済まそうとする。

すると、コンビニエンスストアが、一番近くの買い物場所になる。

それこそ、家庭の冷蔵庫の代わりを務められるくらいの店舗の充実ぶりをウリにするくらいだから、大体のものは、値段を気にしなければ、用事が足りる。

便利な世

もっとみる

順応性アップを

人に合わせるのは、得意な方だとおもってる。

しかし、眠ることに関しては全くもって順応できない。

眠ることに、一日の重きを置いているからかな。

スーッと寝入り、スーッと起きるのが理想。

旅行でも、相部屋とかだと、とーっても気をつかう。
相手に対してもだ。
寝言を言わないかとか、いびきをかいてしまわないかとか、寝相が悪くて迷惑掛けないかな〜とかとかである。
逆も然り。

ある晩、同居人が、テレ

もっとみる
リクエストは

リクエストは

「涙そうそう」をお願いします。

彼女は、私が初めての職場でできた友達でした。
半年後に入社した、ふたつ歳上の後輩でした。

彼女は、活動的で、テニスやバーベキューと休みの日、家で過ごすことの多い私を何かと誘い出し、たくさんの時間を一緒に過ごしました。

お互い、家庭を持ち、育児に家事に慌ただしく日々を送り、久しぶりに彼女に連絡を取ると、病院に通う日々だと気丈に笑って言っていました。

そして、久

もっとみる

ひとり ひとり ひと

線を消そう。

カトリック系の幼稚園に通う。
実家は、真言宗。
大学はお釈迦様を拝み、
日蓮宗を唱える家に嫁入りした。

甚だ、無節操である。

男性
女性

見た目、男性
見た目、女性

生殖機能を失くした、男性
生殖機能を失くした、女性

同性を愛する、男性
同性を愛する、女性

大人のような、子供
子供のような、大人

いろーんな、区別を無くして、
ひっくるめて、「ひと」ってことで。
#エ

もっとみる
その、ふたり

その、ふたり

8月。お盆。
車の流れ、人の流れが変わる頃。

いつものように、スーパーに夕飯の買い物にでかける。

いつもより、老若男女入り混じる店内。

私は、前からやって来る親子連れに目がとまった。

二人とも、白いカッターシャツを着ていたからなのか、そこだけ、ボーッと白く淡く光ってみえた。なんだか、とても神々しい。

ふたり寄り添い、ゆっくり歩き、行く。

後ろ姿に目をやると、その歩調に合わせるように、息

もっとみる

変わってる と 少ない

変わってるって言われるって。

10人いれば、ひとりが、他の9人と『違う』から、『変わってる』って、こと?

ふたり、『違う』と、やっぱり、『変わってる』なのかな。

5人いたなら、そんな話にはならない。

なんでこんな話かというと、
クルマのナビの話をしていてね。

進行方向の矢印が常に、上を向いていているか、
地図が常に北が上であるかで、はなしをしていた、そこらあたりの人、対、私。になっちゃっ

もっとみる