【歴史18】オランダ史備忘録9
オランダ史の学習を深めていきます。
本日は、
①1945年10月に国際連合(国連)が発足されオランダは51の原加盟国の一つとなった。ハーグの常設国際司法裁判所は国際司法裁判所が役割を継承した。
②中立を表明していたオランダは戦後西側陣営としての立場を明らかにした。ドイツの再軍備の阻止と共産主義勢力への防衛を軸にオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、イギリス、フランスはブリュッセル条約を結んだ。
③1949年4月に北大西洋条約機構(NATO)が西側陣営の国々によって設立された。オランダは原加盟国として加入した。
④1948年にはオランダ、ベルギー、ルクセンブルク3ヵ国間が貿易関税撤廃を目的とするベネルクス関税同盟を結成した。これが1958年にヨーロッパ経済共同体(EEC)に発展していった。
⑤EECの設立にはドレース内閣の外相ベイエンが関わっていた。1951年からヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)という国際機関があった。この関税同盟と単一市場の形成を目指して発足したのがEECだった。
⑥ヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)とECSC、EECは1967年に統合されてヨーロッパ共同体(EC)となった。ECは1986年には12カ国体制となった。
⑦1992年にオランダ南部リンブルフ州の都市マーストリヒトで署名されたマーストリヒト条約によりヨーロッパ連合(EU)が創設が決まり1993年にEUが発足した。
1999年にアムステルダム条約、2009年のリスボン条約などを経て西ヨーロッパ連合は2011年に解消された。
⑧オランダは2002年にフルデンという通貨が新通貨ユーロとなった事などを学びました。
■参考文献 『1冊でわかるオランダ史』 水島 治郎 河出書房新社
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