アイデアの根底
デザインのアイデアの根底にあるもの
私の場合、体験してきたものとその場の環境によるものが大きい。
体験は経験してきた事である。
しかし、ただ経験しただけではない、
その時どう感じたが
どう捉えたか、
どう体が反応したか
が体験であると考えている。
何も考えずに過ぎ去ってしまった経験では次に活かすことができない。同じような状況が起こったとしても何も生まれないし、また同じように何も考えずに過ぎ去ってしまう。
工場にて同じパーツを組み立てているとこと同じことだ。同じパーツを組み立てている間に何を考え、さらに付加価値を創造する事ができるか。
そのパーツの改良点や改善や変化まで起こさなくてもいい。
ただ、同じパーツを組み上げる事に 何か一つでも 過ぎ去る時間以上の付加価値を創造できればいい。
その積み重ねが体験であると思う。
建築において、その体験は全く同じ現象かは起こらない。机上の創造を膨らませている時には、同じ現象に感じることもある。しかし、その場所に行くと同じではない。
その場所の空気感、環境が実は唯一無二であるからだ。
その掛け算が面白い。
住宅でも店舗でも施設でも事務所でも さらに そこに 『人』が掛け算される。
だからこそもっと面白い。
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