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【映画感想】ブーブル

インド産ダークファンタジー。
三兄弟が全員クソ。 
長男・領主、DV夫。
次男・レイプ魔。
三男・兄弟の中では善良だがボンクラ。

あらすじ
館の周囲には"森に棲む足の捻れた血に植えた魔女"の噂と、男性ばかりが狙われる連続殺人事件が持ち上がっていた。
兄の妻であり館の女主人ブーブルに久しぶりに再会したサティヤ。彼女は以前より美しく妖艶になっており雰囲気すら変貌した彼女に彼は戸惑いながら、連続する事件の犯人を突き止めようとやっきになる。

児童婚(ブーブルは5歳の時に領主と結婚)と、インドの女性に対する考え方(持ち物-女性への人権意識が薄い)の問題を扱った寓話的ファンタジー。

超自然的な力を得ることでしか男逹に制裁を加えられない……という設定が少し哀しい。


ブーブルの場合、貧しい実家ゆえ5歳で裕福な領主の妻になり。しかし扱いは奴隷(足に指輪-トゥリング=人差し指に嵌めるのは奴隷の意)彼女に自由はなく、タイトル(ヒヨドリ)の通りの籠の中の鳥状態、夫の機嫌を損ねたり不興をかえば折檻は当たり前。

鏡越しの折檻シーン、ズタボロになるまで痛めつけられる。 

インドは根強く階級制度の名残りがあり、またヒンドゥー教の慣習による女性への抑圧(児童婚もそれに根差す)も未だあります。
そういうなかインド産で女性から男性へのリベンジを描く作品があるのは良いなと思います。

作品が面白いかどうかはまた別として😅

森に魔女が出現する場面は全てが赤く染まる。


ブーブルは魔女ということになっていますが、インドの女神カーリーを意識して居るところがあるのかも。推測ですが。

OPに女性器をイメージさせる花のアニメーションを使ったり、カメラが横にスライドしてゆき絵本のようにみえるカメラワークとか印象に残る場面はいくつか。

ヒロインのトリプティ・ディムリさんがめちゃくちゃきれいでした。
まじ妖艶、幻惑されそう。

おしまい。

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