ネガティブ思考／ポジティブ思考（#今朝の一言_ラッパの吹き方）

毎朝7:30に荻原個人のTwitterアカウントと、Facebook「ラッパの吹き方」ページに #今朝の一言_ラッパの吹き方 というハッシュタグで投稿しています。

先日はこんなこと書きました。

ネガティブ思考の人は最悪な想定ができる人とも言え、準備や練習に余念がないことが多いですが、いつまでも「～だったらどうしよう」とタラレバになりやすいので、お客さんに自分の演奏で楽しんでもらおう、と空間プロデュースをする時間だと思って舞台に上がりましょう。#今朝の一言_ラッパの吹き方

— 荻原明（おぎわらあきら）: トランペット (@ogiwara_a) May 10, 2023

僕はどちらかといえばネガティブ思考だと思います。と言っても「明日地球が破滅するんじゃないか」とか思ったりはしません。約束を忘れたら迷惑かけちゃうから気をつけようとか、後になって慌てるのがイヤだから先にやってしまおうとか、自分のこの性格を有効利用しているように感じます。

楽観的に構えていられる人が羨ましくも思うのですが、ただ、そういった人をよくよく見てみると、多くの場合根拠なく楽観的になっているわけではなさそうだな、と最近は思います。自分の実力を理解して、それを上手に発揮できる人だったり、見えないところでしっかり準備をしているとか、結局のところ表面的にどう見えているか（見せているのか）の違いだけなのかもしれません。

結局は自分の性格と上手に付き合っていくことが大切で、演奏の際は聴いてくださるお客さんに楽しんでもらうために、どんな演奏をしようか、どんな空間作りをしようか、という姿勢であることが大切なのだと思います。

ネガティブ思考が悪い方向に発揮してしまうと「下手だと思われたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」とオドオドした姿勢をお客さんに見せてしまい、お客さんは安心して聴くことはできませんし、ポジティブ思考の場合根拠なく「大丈夫なんとかなる」と開き直ってしまうと、お客さんは演奏者に付き合わされている感を持って楽しくないと感じる可能性があります。

自分の性格がどうあれ、それを上手に使って良いところをアピールし、良い空間を作り、それを提供する意識があれば良いものが作れるのだと考えます。

荻原明（おぎわらあきら）