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発表会終了報告9 自分のはなし

だいぶしつこく書いております1月13日に開催しました「第1回荻原明門下生トランペット発表会」のレポート。

記録として、そして第2回にも多くの方に参加していただきたく、このように何回も分けて報告をしております。ご了承ください。

今回は自分の話。

プロのトランペット奏者さんはみなさん本当に優秀なので僕のような人は少ないのかもしれませんが、僕は演奏と演奏の間に時間が空いてしまったり、食事をしたり、仮眠を取った後のトランペットを演奏するコンディションが簡単にリセットされてしまいます。

というか毎日そうなのですが、昨日までの体の使い方が再現できないのです。だからウォームアップで頭を使ってひとつひとつ確認して再現したり、感覚を呼び起こす動作を確認したりと、非常に時間がかかります。

昼食後に歯磨きをして、口の中をトランペット以外の行為で使用することで、すっかり舌がどう使っているのか、唇のどこにマウスピースが当たっていたのかがわからなくなります。同じような方いらっしゃいますかね?

ですので、1日楽器を吹かない日があると、翌日以降、ヘタすると一週間くらい調子が戻らない(再現ができなくて混乱する)状態が続きます。

で、発表会。

今回は生徒さんと2重奏をしたり、トランペットアンサンブルをしたり、ゲスト演奏の蓼沼氏と共演させていただいたりと6回ほどステージで演奏しましたが、早朝からスタッフの方と準備をして、その後すぐリハーサルで、またお昼に時間が空いて、断片的に演奏をして、10時間以上バタバタした最後に蓼沼先生と演奏をする…。
一応ホールに入る9時前に、朝の7時から1時間程度別の場所で丁寧に音出しをしてから現地に向かったのですが、これ、もうホントに不安しかなくて。

結果的には、不安定ながらも共演された方へはとんでもない迷惑はかけなかったと思ってはいますが(蓼沼氏との演奏時はもう体力も精神力も消えかかってて、奮い立たせながら演奏していました。ごめんなさい)、やはり毎回毎回出演前には20分程「思い出せー、吹き方復活しろー」と音出ししていました。

安定したコンディションをセーブして、いつでもロードできる機能が欲しいです。奏法が体に定着しない理由が知りたい。

ということで発表会の報告なのか何なのかわかりませんでしたが、こんなことも考えながらバタバタしておりました。

報告はまだ続く。


荻原明(おぎわらあきら)


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