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D1211_5/この衣装のヒロインて、いつ出てくるの?

 書籍購入された方から、この衣装はなんだ、おかしいでしょ、凄まじすぎるでしょという質問が出てきたんですけど、

これで完成の絵ではないです、いろいろ修正、影とか艶とか入れる作業が残ってはいる。そこまでの暇がまだない。
コミックゼノンで緊張しっぱなしと言われたせいも強く影響しとぼけたデザインに。

小説の方の冒頭の話で、出てきます。

 モーターショーのイベントの仕事を受けてライムがショーに行った。ライムは事務服で車のパンフを配る仕事と思って行った。ところが、レースクイーンの衣装で車の前で、にっこり立っている仕事だった。という話で、これ、1章分ほどある話でカットになって、1行残しました。ライムが自分のオフィスに戻ると、誰もまさかレースクイーンをやらされたとは思ってなく、ライムはそのことを職場の仲間に隠したという話。
 その夜、ライムたちと全く無関係な所で事件が起きます。ここからが、物語の本格スタート。そのことで思い出すのが、読んだら緊張の連続だったとコミックゼノンの編集さんに言われたことです。緊張の連続だったという表現をした人はその人だけでしたけど、キャラクターデザインを見てもらえればイメージは変わったと思います。原稿をコミックゼノンに持って行ったときは文字と解説の図だけでした。ミドルバージョンの小説本篇は怒涛の流れで次々と進むのでスゴイはスゴイです。
 ここから、燃費を驚異的に上げる自動車開発に入っていき、その中で、交通事故を当時なら40%、現在なら25%減らせる最軽量ホイールに気付いていきます。この話が、今後1000年語り草になるだろうすごい話です。松本清張も小松左京も足元にも及ばない作品とわかります。

 本篇で怒涛に話が進んで、おまけの華のパート串本実験編が、漫画版で示されています。東日本大震災で被災した職場を捨て、疎開したライムはずたぼろの状態で、本州最南端の地で、驚異的燃費実験を行います。ライムの服装もペラペラで貧乏丸出し、髪は長期に切っていなくくちゃくちゃ。下半身はバミューダパンツ。これが発明家のよくある服装です。


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