日本には、ゆるやかな村社会が必要
実家の広島へ介護関係で夜行バスにて帰省中。
ふと気になり幼馴染の漫画家になった女性の名前を検索したら出て来たのでSNSにコメントをつけた。
連載はないものの漫画家を続けておりファンもいるのでホッとした。
故郷は主要大企業が撤退、大規模縮小で、デパートもなくなり閑散としている。
同窓会もかなり昔から行われてない。
貴重なコンタクトを取れる相手だ。
子供の頃が故郷の最盛期で、駅や会社から遠い場所や急な斜面の丘に新興住宅地が出来た。
今は子供達が離れ、家主がどんどん亡くなり、見た目は綺麗な廃墟になりつつある。
日本の産業は第二次産業から第三次産業化しているというが、その結果が地方の工場がなくなりますます都会への人口流出になっている。
そしてその都会でも独居老人と孤独死が増えている。
ムラ社会は閉鎖的と言われるが、一族やご近所さんが協力し合い、助け合い、子育てから冠婚葬祭を行い、親から子へ、村の長が各家族へ大切なことを伝えて来た。
しかし、家族も一族もご近所さんも幼馴染からも離れた核家族には、誰も大切なことを教えてくれず、助けてくれない。
自らがコミュニケーション能力と己の価値を高めて仲間を作り、自ら先々を考え調べていかねばならない。
人と人とが繋がる目的だったハズのSNSはビジネス用途になり、如何にバズるか、如何にフォロワーを増やすかに躍起になり、ビジネスやフォロワー数を増やすための損得勘定で人を選んでコミュニケーションを取るようになった。
人間皆が優れたコミュニケーション能力を獲得出来るわけではなく、SNSで得をするような人間になれるわけではない。
都会とか地方とか関係なくゆるやかに助け合う、認め合う地域の村作りがこれからの時代に必要だと思う。
高度化万能化していくAiに頼りすぎると、人間同士が直接コミュニケーション取る能力、考える能力が低下していき、ますます人間の孤立化が進展しそうで怖い。
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