さてと、インドに行こう
タイトル通り、インドに行くことにした。
もう10年くらいの付き合いになるアーユルヴェーダサロンのオーナー主催のインドマニアと行くインドツアー。
北インドと南インド両方のカレーを食べ歩きながら、バガヴァッドギーターで有名なクリシュナ寺院に行ったり、イスコン寺院でプラサード(神様のお供物のお下がりをいただく)体験をする予定。
ちなみに「バガヴァッドギーター」は経典、哲学書。歴史に基づいて書かれていて、登場人物も三国志に負けないくらい多く、名前がすっごい長い。
私は知人の紹介で有名なジョーティッシュ(インドの占星術)の占い師に占って貰った時に、更にたまたまその占い師さんが新品のバガヴァッドギーターを手に入れたところで、これも運命!とプレゼントしてくれた。
正直、その厚みに慄いて一回断った。
私の趣味の一つに読書はあるが、厚揚げより分厚い本は一回考えてしまう。
その時も脳裏に過ったのだ、その本の未来が。これはきっと積み本の土台になるって。
だがこれは経典だ。宗教の基本的なことが書かれている。仏教なら仏の教え、ヒンドゥーなら神様の教えだ。
それを断るのは罰当たりかもしれない。と気は引けたが、私はヒンドゥー教徒ではないから、セーフと思うことにした。
神様にセーフとかあるのか分からないが、出来るだけ丁重に断ったらきっと大丈夫。と思ったのが甘かった。
丁重に心がこもり過ぎて謙遜と間違われ「そんなあなたこそ持つべき書だ」と神の思し召しやで!くらいのテンションで両手に握らされてしまった。
両手で持ってもずしりと思い経典の存在感。
国語辞典くらい厚みある。サイズ感もまさに三省堂。
一応読んではいるが、眠れない夜がお勧めだ。そんな夜は恐ろしく捗る、睡眠が。
奥が深過ぎて私如き下々脳の人間には理解が追いつかないのです。
まぁ、経典は良しとしよう、現地のクリシュナ寺院で口頭で教えを授かれる機会をゲットしたのだし、バラモン教とヒンドゥー教の違いも最近知ったので、あの頃よりは学べるはずだ。
個人的にはメキシコかブラジルに行きたかったのだが、治安と言語の壁が気になって行けていなかった。
同じ理由でインドも行っていなかった。
だが、インドに10年住んだオーナーいわく「メキシコやブラジルの物盗りは殺したり暴力を振るうが、インドの物取りはこっそり持っていくから大丈夫!」だそうだ。
物は盗られるが命は助かる。何が安全なのかは分からない答えだが、生きていれば何が起きてもかすり傷って事だろう。
私の周りでは女性1人のバックパッカーでインドを周った人も数人いるし、きっと大丈夫。
言語に関しても、メキシコやブラジルのスペイン語(本場スペインと少し違うらしい)より楽とのこと「インドは英語話せてもほぼ通じないし、地域が変わる度に言語が変わるから隣の地区でも何言ってるか分からないから大丈夫!」だそうだ。
大丈夫の定義を一から考えるより、もう色々諦めろと言う事だろう。
無駄な足掻きは要らない国、インド。
今から楽しみで仕方ない。
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