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オランダの図書館の大活字本

先日、地元の図書館に「Grote letterboeken」というコーナーがあることに気が付きました。これはオランダ語で、「大きな字の本」という意味です。

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具体的にどれくらい大きいのかというと、これくらいです。
比較対象がないから、分かりにくいですよね。。。でも普通サイズの活字だと、この画像くらいの距離ではこんなにはっきり文字が認識できないのでは?
弱視や老眼の人には、読みやすいのではないかと思います。
こちらのページの情報によると、ディスレクシアの方も、大きい文字のほうが読みやすいそうです。

フォントサイズを12ポイント以上にする。ディスレクシアの人の場合、水晶体や網膜の視覚の問題ではなく、脳で文字を文字として理解する作業が、小さな文字だとより困難になるため、大きな文字が読みやすいということになる。

画像2

この大活字本コーナーはなかなか大きくて、この画像に写っている広さの2倍はあります。きっと、需要があるのでしょう。
オランダではいつ頃からこういった大活字本が流通するようになったのか、その全体的な流れは分かりませんでした。けれど、そういった大活字本を専門に出版している出版社は、1969年に事業をスタートさせたそうです。もう50年も歴史があることに驚きました。

※余談ですが、オランダのwikiページによると、大活字本とは別に「厚い紙の本」も存在するそうです。いろいろな需要があるんですね。

日本にも大活字本が無いのか検索したら、やはりありました。

高齢者から好評を得ているけれど、値段と出版作品の少なさが課題となっているようです。
高齢者になると、ゆっくり本を読む時間があっても、文字が小さすぎて読む気がしなくなると聞いたことがあります。そういった潜在需要を逃さないためにも、ぜひ大活字本を浸透させていってほしいですね。

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