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【提言】LGBとTの問題は分けてもらえませんか?

朝のルーティンであるニュースチェックをしていたら、またLGBT関連のニュースがでてきました。
イギリス自転車連盟がトランスジェンダー女性の女子競技大会への参加を禁止したというニュースです。


ソース元はこれが「恥ずかしい決断」という反対側の意見を取り上げていますが、禁止されて当然ですね。
こちらの記事でも書きましたが、現在の性自認に対する風潮は肉体的な要素を無視して、精神的な要素ばかり重視されているのは非常に違和感を覚えます。

肉体的な要因、精神的な要因どちらも性を定義するのに大切な要素です。
肉体的な要因では男性と女性は大きな違いがあります。
特に筋肉や骨格は顕著です。
筋肉や骨格が一番発達するのは、幼児期から青年期にかけての成長期。
骨の太さや大きさ、筋肉量に明確な違いが出てきます。
幼稚園や小学校低学年で、運動能力にそこまで大きな差はでなくても、中~高学年になることには大きな差が出てきますよね。
骨格や筋肉において女子は男子にどうあっても敵いません。

自分もこの差を経験したことがあります。
中学生の頃バスケ部に所属していました。
近くにある女子大のバスケ部とよく練習試合をしていましたが、圧倒的というわけではないけど、中学生の男子が有利で、毎回負けることはありませんでした。

人間が猿だった頃から続く、自然界の摂理なので、これを埋めることはどうしてもできません。
だからスポーツ競技は男女に分かれてその中で競うようになったのでしょう。
ましてやプロのアスリートはこの成長期に、友人や家族と遊びに行くことはもちろん、時には学業そっちのけにしてでも、トレーニングに費やしているわけです。

一方、ジェンダーアイデンティティが確立して性別適合の治療をするのは、成長期が終わった頃であることが多いでしょう。
すでに肉体的には明確な差があります。
その状態で女性ホルモンを投与しても、女性アスリート並みの筋肉量や骨格になるわけではありません。
トランスジェンダーがスポーツ大会に参加する条件として
「テストステロン(男性ホルモン)の値が一定期間、基準値以下であること」
となっていますが、こういう肉体的な要因を無視されているのではないかと思わずにはいられません。
実際、欧米諸国ではMtoFのアスリートが女子競技に出て、記録を塗り替えたり、優勝することでノーマルな女性アスリートからも大きな批判が出ています。しかし、それを言うと「差別主義者」と言われるだから、表に出ていないケースもあるのではないでしょう。

この現状からスポーツ界も各競技連盟で異なる対応をしています。
今回のニュースのようにトランスジェンダー自体を参加禁止に踏み切っていたり、参加条件を厳しくしています。
MtoFアスリートが女子競技への参加できるのが当たり前になれば、女子スポーツは衰退を辿ることは容易に想像できます。
トランスジェンダーの人権を守るためには女性の人権は抑制されなくてはならないという風潮になってしまいます。
マイノリティを差別したり、認めないということはあってはならないです。
ですが、マイノリティがマジョリティより優先されてよいとはいうのもまたあってはならないのです。

日本も他人事ではありません。LGBT運動も欧米の2周遅れくらいでやっているので、そのうち日本に出てきてもおかしくありません。
実際、お隣、韓国でもすでにこの問題は出ています。


今回の問題もそうですが、LGBT関連のニュースでトランズジェンダーだけは別物だなとつくづく感じます。
LGBは精神的、肉体的な性は一致している人がほとんどでしょう。
恋愛対象が同性(Bは両性)であるという性的嗜好になります。
Tの人たちも暮らしやすい世界になるといいと思ってはいます。
しかし、Tが抱える課題や問題には理解や共感しずらいというのが本音。
LGBとTの問題は分けて、議論してほしいです。

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