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【旅育のススメ】フィンランド、こども天国
さやです。長女一歳の夏、フィンランドのヘルシンキに一週間の家族旅行に行きました。
過酷な0歳育児を乗り越え…息抜きしたい!
というのが本音でした。
・ヘルシンキを選んだわけ
・ムーミン、イッタラ、マリメッコなど、フィンランド発のブランドが好き
・夏が涼しくて快適そう
・ヨーロッパにしては近い(10時間くらい)
・行きの機内はてんやわんや
フィンエアーに頼んでバシネット(座席に取り付ける乳児用ベッド)を借りました。娘はややサイズオーバーなため、座席に装着する代わりに、足元に置いてもらうことに。タブレットでアニメなどを見つつ、バシネットですやすや寝てくれる…予定でしたが、
そうは問屋がおろさーん!
娘は私の膝上の授乳ケープの中で、寝たり起きたり。寝たと思ってバシネットに降ろすと、パチッと覚醒するの繰り返し。
私もほとんど寝られませんでした。
・アパート暮らし
宿泊先は、ヘルシンキ中心部からトラムで15分ほどのアパート。間取りはキッチン、居間、寝室。小さい洗濯機もあります。ベッドのマットレスを床に置いて3人で寝ることに。
最初の二日間は時差ぼけで、夜中に徘徊し大泣きする娘…他の住民からクレームが来ないかとヒヤヒヤで、抱っこやおんぶであやしながら、その時ばかりは子連れの海外旅行を後悔したのでした。(もう遅い)
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・それでも楽しい、ヘルシンキ
8月のヘルシンキは、朝は上着がいる涼しさで、日中はからりと晴れて快適でした。
市場へ行ったり公園で遊んだり、デパートの子供広場で遊んだり、帰りに食材を買ってアパートで簡単な夕飯を食べたりと、観光というよりは「暮らす」ように過ごしました。
フィンランドの食事は彩が綺麗で薄味なので、日本人の口に合うと思います。特に夏のベリー類とスモークサーモンが絶品で、よく買いました。
静かな朝、家族が寝ている間にそっと抜け出し、コーヒーを買いに行ったのは、素敵な思い出です。
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右下:ストックマン(デパート)のキッズスペースで遊び放題
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左下:デパ地下にお寿司も
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・町も人も、子どもに優しい
驚いたのは、町も人も、子どもに優しいということ。
基本バリアフリーなのはもちろんのこと、
・トラム:広いベビーカー専用ゾーンがあり、子連れを見るとさっと場所を空けてくれる。
・レストラン/カフェ:おしゃれなカフェでも、子どもイスや塗り絵などを貸してくれる。お食事エプロン(紙じゃないタイプ)完備のところも。
・ストックマン(デパート):キッズスペースが広くて大量のおもちゃがあり、好きなだけいられる。(無料)
・Merihakaの有料室内遊び場:子供用?と首をかしげるほど遊具がダイナミック。ボールプールが巨大。
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右下:カフェでもらった塗り絵と色鉛筆
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散財して参りました。
・まさかの事態と、帰りもてんやわんや
日本では偏食気味で、栄養の半分は授乳(母乳オンリー)だった娘。
海外に来たらよく食べているな〜と思ったら、突然の授乳卒業、いわゆる『卒乳』をしてしまいました!
授乳しようとすると激しく拒否され、私はショックで気持ちがついていかず…。
さらに困ったのは、帰りの機内。授乳ができないので、おんぶで寝かしつけるはめに。7時間、CAさんたちがくつろぐ後部エリアでほぼ立って過ごしました。
・1歳に海外旅行は早すぎる?
まだ歩けない娘を連れての海外旅行、周囲からは「早すぎるのでは」「小さいのにかわいそう」と言われました。
でも、娘は親の想像以上に楽しんでいたと思います。
特に授乳期を脱したのは大きな自立の一歩であり、旅という非日常空間が成長を促進したのは間違いないと思うのです。
8歳の今、フィンランドのことはカケラも覚えていませんが、彼女の脳内のどこかに、旅先で成長したニューロンが存在しているはず。
ところで、私は当初の目的だった「息抜き」はできたのでしょうか?
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・おまけ
①フィンランドといえば、映画「かもめ食堂」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?映画のロケ地になった場所は、レストラン「ラヴィントラ カモメ(Ravintola Kamome)」として現在もヘルシンキで営業されているようです。
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②フィンランド出身の映画監督のアキ・カウリスマキ。大好きな監督です。年末には新作「枯れ葉」公開予定。
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