生春巻きから見える言語の共通点
こんばんは!事務局の吉野です。
私は今、児童養護施設のFamily4の中高生を対象にしたオンライン授業を担当しています。
中高生はまだまだ日本語も理解できないので、わかる範囲でのコミュニケーションか英語でのコミュニケーションに限られてしまいます。
ただその中で私も子ども達から学ぶことがあります。
「○○は好きですか」という文型の練習で、「生春巻きは好きですか」と聞いてみました。
もちろん生春巻きは日本語なので理解できないので、写真を見せて理解してもらいました。
(ちなみに、意外なことに好き嫌いが半分でした!)
生春巻きはベトナム語でGỏi cuốn(ゴイ・クオン)もしくは、Nem cuốn(ネム・クオン)というそうです。
北部と南部で言葉が違うようで、南北に長いベトナムの地形如実に表れた方言なんだと、私にとっては日本と同じように方言があり嬉しく思いました。
中国発祥の油で揚げた春巻きとは、その通り英語では「Spring roll」と言われますね。
ベトナムの生春巻きは中国語で「ベトナム春巻き/越南春巻」または「夏巻き」というそうで、英語でも「Summer roll」と言われ区別されているそうです。
私は英語と中国語は春巻きと夏巻きと同じような言葉の成り立ちであったので、英語が中国語を直訳して成立した単語なのかな、、、と想像するのと同時に、どうして日本だけ夏巻きは生春巻きとなったのか知りたいなと率直に思いました。
学習者や子ども達と関わることで、いつまでも探求心や挑戦は大事にしたいものです。
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