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京の都の不思議な友

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京都に住む京都生まれ京都育ちのとてもミステリアスな友人。 掴みどころがなく、世間を斜めから見ている不思議な力のあるこの友人と私の、ちょっとおかしなやり取りを綴ったエッセイです。
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#エッセイ

心のリフレッシュと京都の友人

『あかん、うちもうダメやから、旅に出る』 「旅!? 何処に!?」 『二週間四国に行く。後は…

築地本願寺と京都の友人

夏と秋の激動のハードワークが終わり、休暇をもらってスッキリした顔をして東京へ観光にやって…

食を通して自分の心身を整える京都の友人

京都の友人の夢は「井之頭五郎みたいに全国の食べ物を巡ること」なのだという。 “井之頭五郎…

名プロデューサーな京都の友人

「なぁ、こんな感じの作ってくれへん?」 それはいつも唐突に。 京都の友人からオーダーの連…

お茶と京都の友人

とある夏の日。 京都からお茶が届いた。 一保堂さんの女将さんが私の出身大学の大先輩という…

イノシシ騒動と京都の友人

今年の夏、京都市中にイノシシが出没して街中が騒然となった。 警察も出動し、捕物劇となった…

香りと京都の友人

開け放った窓から微風が入り込み、和室の仏壇から白檀の抹香がふんわりと漂ってくる。 この抹香は香りにうるさい京都の友人が送ってくれたものだ。何せ、休日の殆どはお香の店で過ごすというぐらいだから、相当のこだわりがあるのだと思う。 実は私も大学時代に香道を学んだことがあるが、香りを嗅いで種類がわかるような高尚な鼻を持っていなかったため、名前を当てることよりも、純粋に香りを楽しむためだけに参加していた。その時使っていた源氏香の図は今でも大切に持っている。 大学時代、そして社会人

ご家族のことで悩んでいた女性と話し込んでいた京都の友人の一言。

「日々の生活って小さな失望の積み重ねやねん。でもその小さな失望は大きな幸せ掴むための努力と同じなんやで」

傍で聞いていた私の方が思わず納得して、スマホにメモしてしまった言葉でした。

常識に囚われない京都の友人

私は友達が多くない。 というか、とても少ない。 21歳ぐらいの時に、「友人が少ないのは人間的…

自由を生きる京都の友人

いつも語るように、京都の友人はミステリアスな人だ。 群れるのを好まず、ふらりとやって来て…

とある夏の出来事と京都の友人

コロナ前のとある夏。 京都の友人が不意に、断捨離中の我が家にやって来たことがあった。 「…

稲荷の狐さんと京都の友人

TRAVISのぬいぐるみのなかで、鳥のオーナメントや猫のぬいぐるみと同じぐらい人気なのが狐のモ…