仮払機の講習受けてみた
仮払機に資格が必要なのか
仮払機と言って理解できる方はお仕事に直結するような方だけでしょう。仮払機とは世間では「草刈り機」などと呼ばれているものです。
これは、地面などにある雑草や小枝などを切断する機械です。
人生のどこかで見たり使ったりすることもあるのではないでしょうか?
その辺のホームセンターや各メーカーショップなどにいけば誰でも簡単に購入することができます。近年になってこの機械を使用するのに講習制度が注目されています。
資格や講習を受けないと使えないの?
そのようなことはありません。むしろ取得している人たちや企業は何かしらの意味を求めて講習を受けています。この講習は、あくまでも「機械を安全に使用するための知識を有するために必要となっているもの」です。
ではなぜ受ける人がいるのか
なくても特に問題なく購入でき、使用することもでき、罰則等もありません。そもそも技能を有する人だけが使用するものではなく、一般家庭においても使用することを前提とした機械のためです。ですが、長年の使用で様々な災害事故、怪我等が増えてきたことによる事故防止対策としてこのようなものがあります。企業であれば従業員の怪我は損失であり、他人への傷害へと結びつく危険があるものを何も知らない人が使用するリスクを考えると講習を受けさせることに意味があります。そして、企業としても有資格者や講習済みの人員が社内にいるということを提示できるというのはメリットとなります。また、面倒な文面もあり、「使用者は労働者に対して教育を行わなければならない」というものがあります。これは安全教育を行えば良いのですが、使用者が実施するというのはどのような証明ができるのかという部分が問題となりまして、社内の誰かが教育を実施したとしても誰がそれを証明するのか、社内だと適当な教育になっているのかが判断できないということになるので結局は外部で教育を受けるという流れになっています。
(ここでいう文面などについては平成12年2月16日付けの労働省労働基準局通達「刈払機取扱作業者に対する安全衛生教育について」を参照しています)
事業者は結局はダメ
面倒なので、簡単にお伝えしますと、業務として仕事として使用する場合においてはこの安全教育がなければ使用させてはならない。ということで、個人使用については何も罰則などはありません。しかし、個人使用の範囲の解釈は曖昧で、近所の人に頼まれてやった、農家の人に手伝ってと言われてやった、などについては事故や損害などがなければ特に問題なく過ごせますが、怪我や損害などが発生した場合において面倒なことになりますのでご注意を!たまーに民間向け事業者さんなどが資格は必要ありませんなどという文章を出していますが、事業者さんなので・・・どうなのでしょうね?
事業保険や損害保険に加入している事業者さんならいいですが、そういうのに加入していない事業者さんだと物損事故や人的被害が起こった際には自腹で補填するのでしょうか??
事故が増えれば資格や講習は次々と増えていく
皆様ご存知の通り、資格や講習というものは事故や悪用、濫用などがあると増えていきます。もちろん制度として一定の技能や知識、経験を測るものを設けなければいけないものも最初からあるわけですが、こういった一般家庭でも取り扱うようなものであったりするものの教育や講習というものは本当に無駄だと思っています。そもそも無知識で使うような人が怪我をしたりするわけで、説明書や取り扱い手順などを読まずに使う人が多いということです。仕事であっても指示されて嫌々やる人とそうじゃない人がいるのでそういった部分で差があるということで事故の発生確率は圧倒的に違います。
DIYが流行して数年経つわけですが、こういった時代の流れも相まって仮払機について注目が集まるわけです。
動画配信者は事業であるから気をつけて
YouTubeのような動画配信者が世界中にたくさんいますが、こういったものの配信は「事業」に当たりますのでご注意ください。DIY系の動画配信者さんはどんどん増え、キャンプ需要も相まって仮払機を使用する人がいます。事業での使用においては行政の「解釈や考え方」によって判断が変わる可能性がありますが、結局は黒になるパターンです。また、知識のある悪意のユーザーによって指摘される場合は炎上案件にもなる可能性があるということを頭の中に入れておきましょう。自身の身を守るためにも知識を身につけましょう。
講習が必要になって得するのは講習事業者?
講習が増えると儲けるのは講習事業者だ!というのは本当の話ですが、教習する人を教育する教育というものもありまして、結局のところ「その指示を受けて教育者を指導する機関が一番儲かる」という話です。
一般講習価格が2万円とすると教育者指導は8万円くらいとなります。ではその指導者を育成する指導者はどうなってんねん!というわけですが、急に沸くわけです。文章一つでお金を生み出すシステムが構築されるわけですね。
ですので、講習を受ける際にはこの講師も面倒な講習受けたんだな。という目線も必要ということを理解してあげてくださいね。
結局は事故などがなければいい話
時代が変化すると様々な機器や道具などが生まれますが、事故などが多く発生しないものについては資格や講習、免許制度になることはありません。
使用する人が十分な経験や危険性を理解して使用して事故や怪我などがなければ何事もなく使用できたりするわけです。ですので皆さん気をつけて、そして正しい使い方で使用するようにしましょうね!
仮払機の刃には注意してね
ここでは、仮払機の刃についての注意事項です。実は、世の中にはたくさんの刃が売られていますが、「安全性の無検証」「安全基準を満たしていない」というものがたくさん売られています。これは販売店さんでもしっかりと理解している人も少なく、専門性のある人でなければ見逃してしまうような部分です。販売することに関しても「ダメ」ではないので、皆さんも見逃してしまうことが多い部分です。皆さんも十分な知識をつけて刃選びをしましょう。
日本には素晴らしい規格というものがあり、安心して購入できるものが多いのですが、全てのものにおいてこれを満たすことが条件ではないという部分もあり、そういった隙間があることによって世の中には様々な商品が出回ります。気になる人はこちらをご覧ください。