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大学受験って青春だったな

3/11
友達の弟が、前期試験で名古屋大に落ちて後期試験で北大を受験しに来た。

彼の様子や、大学を歩く受験生達を見て、自分が受験生だった頃を思い出した。
僕は2年間浪人してやっと北大に入った。
当時は辛かったが、今想うと、大学受験は最高に青春だった。

現役と1浪の2年間、勉強した。その末に北大から不合格通知を受け取った時の気持ち
また長い1年が始まるなと…
調子に乗っていた自分が恥ずかしくて嫌になる。
駿台の担任が落ちた僕を見て「可哀そう」と泣いていた。
それを見て僕も泣いた。

2浪目は河合塾大阪校の寮に住んでいた


気晴らしに漫画を読んでも常に受験のことが頭にある。
大学に進学した高校同期のSNSをチラ見して嫌になる。
2浪すると成人式には行けない。

予備校の授業

そこから1年間机に向き合って、北海道に戻ってくる。
飛行機を降りた瞬間、1年ぶりの北海道の寒さを感じる。
ただでさえ緊張しているのに、寒くて更に体が強張る。

去年と同じホテルに泊まった。

北大のキャンパスは相変わらずドデカくて、雪に埋まっている。

また、ここに勝負をしにここに帰ってきた。
1年に1回の大勝負。
勝てばこの美しい北海道に残れるし、負ければ追い出される。

合否はテストの合計点で純粋に判断される。
僕の模試の結果がどうだったとか、僕が何年間浪人して、何時間勉強したとか、全く関係ない。

英語、数学、理科の三科目
1年頑張ってきた集大成にも関わらず、勝負はあっさり決まる。
試験はあっという間。

もしパニックになって時間配分をミスすれば終わり。
もし計算ミスをすれば終わり。
もし問題文の読み間違えをすれば終わり。
ドキドキする。

北海道に残り、北大に入るために、ありとあらゆる作戦をたててきた。
本番を想定し過去問を何度も何度も解いた。
でも、その作戦が通用するかどうかは本番でしかわからない。


不合格の悔しさ、反省、涙、ドキドキ感、浪人仲間との友情、合格後の、実感が無くて喜べない感じ…
そういった大きな感情が人生の1ページを作り、人生を豊かにしてくれると今は思う。大学受験は青春です。

あのドキドキ感は二度と味わえないって書こうとしたけど、そういえば数年後、国家試験があるんだった…笑 また青春しちゃお

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