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宇宙のように壮大な地無し尺八に出会う。日本台湾舞踏交流事業。

来月、京都で日本と台湾の舞踏交流公演をやります。


2024年7月。
京都で日本と台湾の舞踏交流公演を実施するのですが、その件について。


こちらが公演のチラシです

舞踏のパフォーマンスの際に生演奏を


台湾からやってくる舞踏家のHu Chiaから
「日本の音楽家と一緒にできないだろうか?」
という相談がありまして

今貂子さんにご相談させていただいたところ
地無し尺八奏者・上村風穴さんを紹介していただきました。
上村さんは白虎社の邦楽担当として10年間も関わられていたとのこと。

地無し尺八とは


僕は尺八のことは全然知らないので
地無しって何だろう?
って思って調べたのですが


「地塗り尺八」というのは尺八内部に漆など下地を入れて均一にしているそうなんです。
「地無し尺八」は、竹内部を削っただけで均一ではないとのこと。

こ、これは・・・



と、いうことはですよ。
地無しは菅によって音色から吹き方から
ひとつひとつが全然違うということですよね。
そしておそらく誰が吹くかによっても。

さらにいうと上村風穴さんは
ご自身でも地無し尺八を創作されているとのこと。

唯一無二の音


やはり僕も舞踏とかコンテンポラリーダンスとか舞台芸術に関わっている人間なので

そこでしか成立しない音や踊り
その人だからこそ、その楽器だからこその音色

そういうものが響いてしまうのですよね。
そしてこの地無し尺八からはそのニオイがプンプンしてくる訳です。

それでですね、なんと
Youtubeを見つけてしまったのです。

もしも観客の立場だったのならば、動画ではなくライブで初めて体感する方が良いのかもしれないですけれど
やはり立場的に事前に知っておく必要はありますので。

少しドキドキしながら
再生をしました。

そしたら。

最初の一音で飛ばされる


最初の一音で、なんていうか・・・
飛ばされた?

太くて枯れているし
呼吸がそのまま伝わってくるし
静寂の間とか

いやぁ、恐ろしいですね、邦楽の世界って。
宇宙のような壮大さ。
目をつぶって音を聞くと、違う次元に飛ばされそうです。



生で体感できるのを心より楽しみにしております。
ただいまご予約受けつけ中です。
チケットのPeatixがよくわからなければ、どうぞお気軽にお問合せください。

詳しくはホームページにて ↑

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