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カリフォルニア大学ってなに?

今回は私が進学するカリフォルニア大学のお話を書いていこうと思います。
カリフォルニア大学は、アメリカの西側にあるカリフォルニア州によって運営されている大学です。でも実は、カリフォルニア大学という名前の大学はアメリカに10個もあるんです。
例えば、UCLAと書いてあるアパレル商品をたまに見たり、バークレーと知られるカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkley) などが日本だと有名ですね。
ひとえにカリフォルニア大学と言っても、それぞれは独立した大学として資金なども互いに干渉することなく運営されています。
これはカリフォルニア大学システム(UC System)という大学群に10の大学が属しているという仕組みがあるからです。(カリフォルニア州には他に、カリフォルニア州立大学システム(California State University System)というものも存在します。)

10個あるうちのSan Franciscoは大学院のみです。

カリフォルニア大学系列(UC)はすべて研究重視の総合大学です。個々の大学によっても力を注いでいる研究というのが分かれてきて、大学ごとに強みが結構違います。
例えば一番北にあるUC Davisという学校は、周りに農地が多く、もともと農業学校として設立された背景から、農業や生物学に関する研究がとても盛んです。UCバークレーやUC Irvineといった学校は、周囲でコンピューターやIT産業が盛んなのも相まってコンピューターサイエンスの研究に力を注いでいます。
これらの実績が評価され、タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)の"World University Rankings 2024"(世界大学ランキング 2024)によれば、カリフォルニア大学システムのうち、バークレー校(Cal)が9位、ロサンゼルス校 (UCLA) が18位、サンディエゴ校(UCSD)が34位、デービス校(UCD)が59位、サンタバーバラ校(UCSB)が69位、アーバイン校(UCI)92位と、トップ100位以内に6校がランクインしています。

100位以内に6つはいっているカリフォルニア大学の存在感

同じシステム内でこれだけの数がランクインするのは、世界的に高い評価を受けている証拠かもしれません。

大学ごとに所属するスポーツの組織も違います。
アメリカの大学運動部は、全米大学体育協会(NCAA)によって3つのディビジョンに所属することになっています。
Division 1がもっともレベルの高いグループになっていて、多くの学生アスリートはD1アスリートとして競技を続けることを夢見ます。D1の中にも地域ごとで括られているカンファレンス(陸上でいう関東インカレや関西インカレ)というのが存在し、カンファレンスによっても競技レベルが結構変わってきます。
9つのUCの中で、PAC12と呼ばれる全米最強クラスのカンファレンスに所属する2校がUCバークレーとUCLAです。オリンピアンの数がスポーツに対する力の入れ具合を物語っていますね。
UC Davis, Santa Barbara, Riverside, Irvine, San Diegoの5つはThe Big Westというカリフォルニア州にあるD1のカンファレンスに所属しています、
UC MercedはDivision 2, UC Santa CruzはDivision 3というかんじです。
このように、おなじカリフォルニア大学でも、学校によってスポーツの力の入れ方が違うのも面白いんですよ!

各大学それぞれ違うロゴがあります。これ調べてお気に入り見つけるの一時期ハマってました

カリフォルニア大学には毎年、カリフォルニア州内のみならず、米国内、そして世界中から学生が受験してきます。特に州外から申し込む学生は、州内生の2倍のお金を払います。それでもここで学びたいと思わせるだけの研究施設、実績と名声がカリフォルニア大学群にはあるのです。

今回はカリフォルニア大学について紹介しました。もし留学とか進学に興味がある人はぜひ各大学のホームページとかを見てみると面白いです!
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

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