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子どもの気持ちの切り替えが早くなる5つの方法【育児哲学#1】

「後悔」すると確実に心のモヤモヤが残るので、やりたいことをやりながら「終わりの合図」を具体的でわかりやすく提示しましょう
1.「あと1回(個)だけね」
2.「10数えたらおしまい」
3.タイマー・砂時計時計
4.時計
5.できそうなことで誘う




いつでもどこでも起こらなかったことだけは、
けっして古くなることはない。


◆ドイツの哲学者 ショーペンハウワー
存在と苦悩』引用



これは、ショーペンハウアーが『存在と苦悩』の中で引用した、詩人シラーの言葉である。実際に起こった出来事は、時とともに古くなっていく。けれども起こらなかった出来事というのは、古くなることがない。古くなることがないものは色あせにくい。過去に関する「たられば」の可能性は、実際に起こった出来事よりも、色あせることなく記憶にとどまるものなのだ。


子どもも大人も「たられば」の出来事はいつでも起こります。

幼少時の子どもは特に引きずることが多いかもしれません。悔しかったり、悲しかったり。

3才のウチの子供も、毎日のように「もっとYouTube、見れなかったぁ〜!」「もっと遊びたかったぁ〜!」とか言っては泣きながらお風呂入ったり、歯をみがいたり、服を着替えたり。寝る時間になってもぐずぐず泣きながら後悔していました。

欲望を少しでもみたさないと、確実に「後悔」は残ります。

幼少時の子どもは欲望の塊。自分の感情を抑えるのが苦手なので、一度欲しかったり、泣いたりしたら、なだめるのが大変です。

それはなぜか?

物事を1つずつしか考えられず、他のことを考える余裕がないからです。

気持ちの切り替えが難しい年齢です。



そんなときの対処法を5つの方法でご紹介します。

1.「あと1回(個)だけね」
「1回」はとてもわかりやすい簡単な数字です。「1つ」と指を立てて予告してあげてください。アニメだったら「あと1話だけね」、すべり台だったら「あと1回だけね」、食べ物だったら「あと1個だけね」と使いましょう。

2.「10数えたらおしまい」
「1回」がむずかしい場合は「10」を数えましょう。「1,2,3,・・・10!」のカウントアップでもいいし、「10,9,8,・・・」のカウントダウンでも。ウチでは、ブランコなどゆっくり楽しめることはカウントアップで、早く来てほしいときはカウントダウンを使うときが多いです。

3.タイマー・砂時計
終わってほしいときに視覚や聴覚でわかるタイマーをセットしておきましょう。キッチンタイマーやアナログの針が動くタイマーでもOK。スマホのタイマーを見せてあげてもいいかもしれません。音は無いけど砂時計も視覚的に面白いので、良いかもしれません。

4.時計
家にある時計を指差して終わりを決めるのも有りです。目で見て理解できるならば、時刻が読めなくても「長い針が9までいったら終わりだよ」とか、「いま、8までいったからもう少しね」と途中経過も教えてあげるのも気持ちの切り替え準備には大事です。


5.できそうなことで誘う
競争心の強い息子には「さいしょにお風呂で服ぬげるかな?」と、次の行動が嫌なことでも、「できそうなこと」を言ってみて誘うときもあります。「お風呂で水遊びごっこしようか」とか「明日は楽しい公園にいくから早く寝ようか」とか「楽しい」と思わせることも加わるとさらに良いかと。


※「おもちゃ」や「お菓子」を買ってほしいとダダをこねる場合
買ってあげてもいいなら「1個だけ」とか「これならいいよ」とか、条件をつけて提示してあげても良いでしょう。ですが、注意しなければいけないのは、ダダをこねた後に買い与えてしまうことです。そうすると成功事例を作ってしまうので、つぎも「ダダをこねれば買ってくれるのではないか?」と思って、なかなか泣き止まなくなるでしょう。
ウチの対処法としては、お店に入る前に事前に伝えておくことです。「今日は1個だけ買ってもいいよ」とか、「今日は買いません」とかハッキリ伝えることです。欲望の塊なので、納得はできず店内で泣くかもしれませんが、繰り返していくと「ここはガマンしなくてはいけない」という感情を学んでくれると思います。断固とした態度で子どもに対応してくださいw



難しい対応でストレスを抱えるパパやママが多いかと思います。

少しずつ成長していく子どもを温かく見守り、

いずれ「後悔しないため」の行動をとれるように育んでいきましょう。

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