子ども食堂が閉まっちゃった・・・
○あいさつ
おはようございます!!ポケモンレジェンズアルセウスを絶賛プレー中のT.Puです!!
さて(面白)。
私は子ども食堂で学習指導員をしています。
小・中学生に勉強を教えたり、一緒に遊んだりするのが主な仕事です。
3年ほど続けた子ども食堂ですが、私ももう大学4年生で卒業間近。子ども食堂に通ってくる子どもたちとのお別れが近づいています。
ただでさえ、子どもたちと過ごす時間の少なさに寂しさを感じていたのに、コロナウイルス拡大に伴って、子ども食堂も再開時期未定の休止期間に入ることになってしまったんです。
この1ヶ月で少しずつお別れの準備をしようとしていたのに、急にその計画がおじゃんになってしまいました。
子供にとって、私がいなくなるのは大した痛手では何かもしれませんが、私の心的には大問題です。このままでは私の「子供離れ」ができないかもしれません。
だから、本記事は子ども食堂で「子供離れ」をするために自分の気持ちの整理をしていく記事にしていきたいと思います!
○子ども食堂で学んだこと
たっくさんあります。もう数えきれないほどあります。でも、長くなるので一つに絞らせてもらいたいと思います。
私が子ども食堂で学んだこと、それは
子どもに愛情を注げば注ぐほど、子どもからの信頼を得られる
ってことです。
私は子ども食堂で誰よりも子どものことを考え、行動してきた自負があります。
どうしたら子ども食堂がもっと良くなるのか、どのように関わればこの子が自分に自信を持てるのか、常にそんなことを考えながら活動してきました。
時にはそれが他の指導員方の反感を呼び、対立してしまうこともありました。組織としてはきっと厄介な人間だったでしょう。自分の理想のために周りを巻き込むのが私の悪い特徴です。改善しないとなって思います😿
とにかく私は周りが見えなくなるくらい、一生懸命子供と接しました。その行動自体が正しかったかどうかはわかりません。でも、本当に一生懸命やったんです。
その結果、私は子供たちからの信頼を勝ち取ることができたんじゃないかなって思っています。勝手に思っています。
それを象徴するような印象深いエピソードがあります。3年間関わった、ある子とのエピソードです。
その子はいわゆるやんちゃな子でした。
言葉遣いも荒々しく、他の子供への暴言もなかなかひどいものがありました。その子がいると子ども食堂の秩序が崩壊するとまで言われていました。
だから指導員は彼をなんとかして矯正しようとします。それでも彼は反発するため、彼とはなるべく関わらないようにする指導員も現れました。あんな態度を取られたら、無理もないかなって思います。
ここで私の出番です。もともと舐められる天才なので、罵詈雑言を浴びるのは大得意です。「きもい」とか「あっち行けよ」とか「うざい」とかめちゃくちゃ言われましたが、そんなんでめげる私ではありません。
どんなに悪口を言われようが、うざがられようが、私は彼と関わり続けました。「今日学校どうだった?」、「最近楽しかったことある?」、「一緒にトランプやらない?」、「あいかわらずの減らず口だね・・・。元気そうでよかったわ」って感じです。
一部の指導員のように彼を矯正・排除しようとするのではなく、決して彼を否定せず、すべてを受け入れるつもりで接したんです。すると、少しずつですが心を開いてくれているのを感じました。
ある日のことでした。私が大学へ登校していると、信号の向こうでじっとこっちを見ている、「やんちゃな彼」の姿が見えました。
「多分無視されるだろうな(笑)」と思いながら手をふると、、、何と、大きく手を振り返してくれたんです!!!
彼と信頼関係を築けたことを確信した瞬間でした。
思えば最近、彼と会ってないな・・・。元気でやってるかな。卒業前には会いたいな・・・。
この子以外ともたくさんの思い出深いエピソードがあります。それをまとめた日記見たいな記事も今後書きたいですね・・・。絶対に忘れたくないです😿
最初は私に対して好意的じゃなかった子もたくさんいました。でも、今では多くの子が私を受け入れてくれているような気がします。
それはきっと、私の愛情が彼らに伝わったからだと信じています。
私はまだ未熟で、技術も経験もありません。それでも、子ども達と全力で関わり、子ども達がそれに応えてくれたという確かな成功体験は、きっとこれからも私を支えてくれると思います。
○子ども食堂でやり残したこと
私の勤めている子ども食堂のルールにこんなものがあります。
先生の言うことを聞かない子は帰ってもらいます
私はこのルールを無くしたかったんです。
「子ども支援よりも、子ども食堂の秩序維持を優先しよう」。これが、私の務める子ども食堂内の現在の雰囲気です。
具体的に言うと、一生懸命勉強をする子どもやしっかり先生の言うこと聞く子どもを温かく受け入れ、厄介な子に対しては厳しく接するって感じの雰囲気です。
私はこの雰囲気が大嫌いです。
子ども食堂の存在意義は、家庭、学校というコミュニティからこぼれ落ちた子ども達の、最後のセーフティネットとなれることではないかと考えています。
家庭や学校というコミュニティからこぼれ落ちた子どもというのは、保護者との関係がうまくいっていない子ども、学校で厄介者扱いされている子ども等が想定されます。
そんな子ども達の中には、対人コミュニケーションが苦手だったり、じっと座って勉強するのが苦手な子ども達もいます。
そのような子ども達を受け入れられる最後の砦が子ども食堂なのに、厄介な子ども達を排除するこの雰囲気はいかがなものかと、反感を持たずにはいられません。
このような雰囲気を体現しているのが最初に述べたルール、「先生の言うことを聞かない子は帰ってもらいます」だと思うんです。
今の子ども食堂は「聞き分けが良い子」が多いです。とても素直な子が多く、子ども食堂内は平和な雰囲気で満ち溢れています。
それはとても良いことです。みんなにとって居心地の良い雰囲気を作り出せているってことですから。
しかし、今の雰囲気は私たちが「聞き分けが良くない子」を排除し続けた結果生まれたものだと思わずにはいられないんです・・・。実際、問題児扱いされていたこの中には来なくなってしまった子もいます・・・。
「先生の言うことを聞かない子」すらも受け入れ、愛情たっぷりに関わり、心も体も満ち足りた状態で家に帰してあげる・・・、これが子ども食堂の使命なのではないでしょうか。
○私の目標
私には目標があります。それは「スーパー子ども食堂」を作ることです。
今勤めている子ども食堂では達成できなかった、
「聞き分けが良くない子」すらも受け入れ、愛情たっぷりに関わり、心も体も満ち足りた状態で家に帰してあげることができる子ども食堂
を、この「スーパー子ども食堂」で実現してみせます。
そのためには私自身がもっともっと成長して、たくさんの人に信頼される存在にならなくてはなりません。
だから、まずは4月からの教員生活を一生懸命頑張りたいなって思います!親愛なる教師を目指して!
ここまで読んでくれてありがとうございました!!!
ああ、あの子達とバイバイしたくないなあ。もっと一緒にいたいな・・・。しばらく「子供離れ」できないかもしれないです・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?