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『カイゼン・ジャーニー』③孤独の改善 マインド編

第二部、第三部もまとめようかと思ったけどやめました 笑

今回は、たった1人で改善を始める場合のマインドについて。

第一部にリッチに3記事使って、本書の紹介は終わり。

前回の記事
『カイゼン・ジャーニー』①一人で始める改善活動
『カイゼン・ジャーニー』②孤独の改善 実践編

『カイゼン・ジャーニー』
市谷 聡啓 (著), 新井 剛 (著)

1人の改善はメンタル勝負?

本書の第一部では、主人公の江島の視点で改善活動が語られる。

ここではタスクボードの導入→チームでの共用化なんかが語られているのだけど、事例はなんでもいいと思う。

新しい取り組みをやってみて、広げていく。簡単に思えるこの流れが、実に難しい。特に他メンバーの助けを得られない初期段階では心が折れそうになることも多々ある。

本書はそんな逆境を後押ししてくれる。どういった心情で改善に取り組めばいいのか、よりどころになるようなヒントを与えてくれている。

隣の芝はいつも青い

よく聞く格言だけど、業務改善に取り組む途中には特に痛感させられる。

外部のキラキラした成功事例を見るたびに、「なんでうちはうまくいかないんだ」「もっとうちも○○だったら...」「もっと□□できる人がいたら...」といったように。

「隣の芝が青い」のではなく、「自分のいる場所だけが枯れているのではないか」なんて悪い方に錯覚してしまう始末。主人公の江島の独白がなんとも刺さる。

諦めるいいわけを考えたり、転職してみよっかな、なんて思ったり。非常に苦しい気持ちを抱えて進んでいかなければならない。しかし、孤独の改善を成功させるためには避けては通れない心情である。

許可を求めるな謝罪せよ

非常に良い名言。本書の中でNo.1 だと思う。

新しい提案、取り組みを始める際にいちいち許可を求めていたらキリがない。

法律や社内ルール的にやっちゃいけないものはダメだけど、そうでないのであればどんどん進めてしまえばいい。

うまくいかなくても、結果的に良くない方向に進んでしまっても、始められずに頓挫するより100倍良い。とりあえず始める。やってみてから学ぶ。それで良いと思う。

行動を始めるべきと気づいたときが最速のタイミング

これも勇気をくれる良い言葉。

「もっと前からやっておけば良かった...」なんて思うこともある。でも、紆余曲折の経緯すべて含めて必要なモノなのだ。結果や結論だけがすべてではない。

気後れせずに、強い意志を持って改善を始めていこう。一人で始めた改善をほかの誰かに伝播させることができたのなら、一番苦しい時期の終わりが見えてくる。長くて暗いトンネルに光が差してくる。

まとめ 泥臭い改善体験記に感謝!

noteにまとめたのは第一部だけでもぜひ読んでみてほしい!

「改善あるある」が盛り込まれていてなかなか共感させられます。

スマートな改善事例紹介もいいけれど、こうした泥臭いアクションや心情まで含めて紹介してくれるのはありがたいね!


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