生検から告知

今日はささやかに自宅でクリスマスケーキを食べてクリスマス気分をちょっぴり味わいました。今日もコロナの患者様が増えて日々戦々恐々ですね、、年末年始は極力自宅で過ごそうと思います。医療従事者の皆様本当に毎日お疲れ様と感謝の気持ちで一杯です。

さて話は戻り研修医先生との格闘が始まります。

多分舌の生検は初めての模様、、、ヘルプの上司の先生を呼んで戻ってきました。

研修医先生「先生麻酔はどの位で、、どの方向から?」先生患者の私に丸聞こえですよ( ・∇・)

ヘルプ上司先生「とりあえず麻酔してみて」

私おいおいとりあえずってなんやねん!!こっちは舌を少しでも切るってビビってるのに!舌ってちょっと噛んだだけでも痛いのにとりあえずって言葉やめろーと、勘弁です、、、

研修医の先生が「少し切るので麻酔しますね」わかりましたの返事の前に私の舌に麻酔ブス、、、おーーーーーーーーーー超絶痛い、、、、、、、頭に響く感じ、、5箇所位麻酔をしてやっと感覚が無くなりました。少し時間を置いて鉗子で白くなっている所を引っ張ってとりますとの事、、感覚はなくても思いっきり引っ張られている変な感じ、「はい取れました!」と言われほっとしていると次の問題、、

研修医先生「先生出血が止まりません、、」

上司先生「、、、、、ちょっと取りすぎたんだなバイポーラ、、」

バイポーラってなんだい?何が始まるんだい?私感覚なくて何が起こっているのがわからず、、、まな板の上の鯉状態、、次の瞬間音だけはっきり聞こえましたジューーーーーーー、、、、音と同時に何かを燃やした臭い、、、くさっ!!その臭いは出血した箇所を焼いてる臭いでした、、もう私一人パニック、、、、舌を焼かれた、完全に塩タン、、、、止血の為にした処置でした。終わった私はもう放心状態。2週間後に結果のお話があるので予約しておきますねと言われましたが心ここにあらず、、一緒に母が行っていたのですが診察室から出るなり「ものの何分かの診察だったのにやつれたね」その発想が出来る母に笑えました。その日の夜麻酔が切れると超絶痛い、、痛み止めを飲んだら数日で痛みは消滅しました。

約束の2週間後、何もないとの自信があった私一人で外来を受診。私の病院は受付に着くとまずは診察券を機械に通して番号の紙が出てきてそこに今日受診する科と内容が記入されている。診察券を機械に通すとやたらに長い紙が、、、10時に耳鼻咽喉科。それはわかるがその後怒涛のスケジュール、、11時CT、12時レントゲン、13時麻酔科(術前)、15時心電図、、、、

これを見た瞬間終わった、、、私36才にしてガンだ、、、、先生に告知を受ける前にスケジュールを見て確信しました、、、

耳鼻科で呼ばれると神妙な顔の先生。一生懸命この前の検査はお疲れ様でした痛かったですよねーと言ってくれているが私は早く結果が聞きたくて「先生ガンですか?」と聞くと「残念ながら悪い細胞が出ました。通常扁平上皮癌が多いのですが浸潤ガンのようです、、まだ早期なので手術で切除をおすすめします。次回はご家族と一緒にいらっしゃれますか?」

いやいや舌先にはあまりガンが出来ないって年齢的にもあまり心配しないでって言ったの先生ですけど、、、、と思いながら私はそうなんですねーと笑いながら言ったのに涙が止まりませんでした。研修医先生がティッシュを箱でくれた事今でも忘れません笑私がガンになって泣いたのは後にも先にもこの時だけでした。

帰り道に1人で電車に乗って帰る時に何本も電車を見送りました。家族に何て言おう再婚した旦那、子供たち、出来の悪い両親を残して私は死ぬのかなと、、

次回新たな担当医と手術まで、、


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