マガジンのカバー画像

妄想アマガエル日記

71
豊田ホタルの里ミュージアムの敷地内に住む小さなアマガエルの日々を妄想して記した日記
運営しているクリエイター

記事一覧

妄想アマガエル日記(69)-7月25日(木)晴れ

干乾びていた黄色いアマガエルが、周りを見渡した。 「おっ、、、俺は、、助かったのか。。。…

妄想アマガエル日記(68)-7月25日(木)晴れ

「オイオイ、、最初を右に曲がってからだいぶ歩いたけど、まだ突き当りに着かないな~」 先頭…

妄想アマガエル日記(67)-7月25日(木)晴れ

干乾びていたトノサマガエルが、周りを見渡した。 「おっ、、、俺は、、助かったのか。。。?…

妄想アマガエル日記(66)-7月15日(月)雨

真矢と別れて穴の奥に進んで行くと、その先は光がまったくない真っ暗闇であった。外からの音も…

妄想アマガエル日記(65)-7月11日(木)曇り時々雨

「じゃ、そろそろ、雑木林に戻ろうか!!」 与助が皆に声をかけた。 「そうだ!そうしよう!…

妄想アマガエル日記(64)-7月8日(月)曇り

「いや~~楽しかったな~」 小太郎が嬉しそうに言った。 「ほんとだな~、、与助もあとから…

妄想アマガエル日記(63)-6月30日(日)曇り時々雨

「あっ、日出夫ごめんよ。こんなに長い間 頭の上に乗っていて。。」 与助はそう言って、日出夫の背中からスルスルと地面に降りた。 すると、そこには初めて見るアカハライモリがこちらを見ていた。 「はじめまして。俺は与助っていうんだ。あなたは、、確か、、あっ、真矢さんだったね。」 「そうそう!日出夫からさっき聞いたんだった。」 与助がニコニコしながら気軽に声をかけた。 真矢はその爽やかなしゃべり方や日出夫の背中をスルスルと降りてくる様を見て、さらに見惚れてしまっていた。 「ん

妄想アマガエル日記(62)-6月23日(日)雨

「あっ、、、俺は死んだのか。」 与助は周囲を見渡して、ポツリと独り言を言った。 「いたた…

妄想アマガエル日記(61)-6月13日(木)晴れ

穴から出ると、そこには大きな湖が広がっていた。 とても綺麗な水で底まで透けて見えている。…

妄想アマガエル日記(60)-6月11日(火)晴れ

ユサッ、、ユサッ、、 ほどよいゆれと柔らかい皮膚とコブの感触、そして大きな体からわずかに…

妄想アマガエル日記(59)-6月6日(木)晴れ

「まぁまぁ、、、二人とも、、落ち着いて・・」 与助が花子と日出夫の間に割り込んで仲裁をし…

妄想アマガエル日記(58)-5月29日(水)晴れ

「じゃぁ、またな~」 八助と六助と七助が大きく手を振って見送ってくれた。 「また会おうな…

妄想アマガエル日記(57)-5月20日(月)晴れ

「いや~~~楽しかったな~~!!!」 与助はまだ余韻に浸っていた。 「たしかにな~~、、…

妄想アマガエル日記(56)-5月2日(木)晴れ

そして、皆が口を揃えて驚いた。 「えっ!!!!!」 「えっ!!!!!」 「えっ!!!!!」 「えっ!!!!!」 「えっ!!!!!」「えっ!!!!!」 「これは、いったいどうなっているんだ??」 先頭にいた与助が穴の外の光景を見て、ポツリとつぶやいた。 そこには、見える範囲すべてを赤色や白色の大きなツツジの花が咲き乱れ、この世のものとは思えないとても美しい光景が広がっていた。 真っ暗な穴の中から出て来たカエルたちにとって、その赤色と白色の美しく派手な色の大きな花は、とても