妄想アマガエル日記(24)-9月9日(土)晴れ
オタマジャクシの頃は水の中を泳いでいた。その頃は、水を吸いこんで呼吸していたし、水を吸いこんで餌を食べていた。それがある程度成長すると次第に頭の皮膚は硬くなり、ヒレはどんどん短くなって使えなくなっていった。ある夜、田んぼから陸に上がろうとした。その時、変なアマガエルに頭を踏み台に使われて、少し溺れそうになったが、どうにか陸に上がった。そして、俺は冒険家になった。色々なところを冒険した。まさに、怖いものなんて、何もなかった。でも、いつのまにか、手足がなくなって、背中から1対の大