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「ニュータウンで活躍する地域の方々」 -地域を活性化する公共施設マネジメント 地域で活躍するプレイヤー編①-

こんにちは。

RFAまちづくりデザイン室の本家です。

私がディレクターを務めるコミュニティ型公共施設「コミュニティ・マルシェ」での活動をもとに地域を活性化する施設マネジメントのノウハウを同じように地域での活動をされる方々の参考になればとまとめています。


(コミュニティ・マルシェ活動概要はこちら・・・)


第4章 〜地域で活躍するプレイヤー編①〜


今回は鳩山ニュータウンでアクティブに活躍する方々に焦点を当て、その活躍やニュータウンでの暮らしについて伺っていきたいと思います。



インタビュー No.1
山口 超禅さん 美沙子さん ご夫妻

山口超禅さん 78歳 美沙子さん 75歳
お二人は世田谷で美容室・ヨガ教室・ライブハウスを運営。
60代で鳩山町へ移住。
地域への貢献活動として、音楽演奏活動、ヨガ教室など行い、町の活性化に寄与しています。

本家:お二人の移住のきっかけは何でしょうか?

山口:
美沙子さんのお姉さんが鳩山在住でたまに鳩山に来る機会があり。
町に興味を持ち、民家を借りて練習したりしていました。

本家:いま地域で行っている活動はどのようなものですか?

山口:
ボランティアで街のイベントや福祉施設で演奏活動をしています。
演奏活動の収益は社会福祉協議会などに寄付させて頂いています。
そのほかには地域の方向けヨガ教室の主宰、福祉施設への訪問美容等の活動もコンスタントに行なっています。

コミュニティ・マルシェイベントでの演奏&ヨガワークショップ


本家:ニュータウンは活動しやすいと思いますか?

山口:
ニュータウンは文化レベル知識レベルが高い人が多く、音楽が好きな人も多いので活動しやすいと思っています。
都心の感覚を持っている人が田舎に住んでいる雰囲気ですね。

本家:お二人が元気でいる秘訣は何ですか?

山口:

音楽活動とヨガ、友人がいること。
常に目標ややることがあることが大切ですね。
あとは、会話をすることを意識して、初めて会う人にはできるだけ話しかけるようにしたりしています。

本家:ニュータウンにおいて若い方との交流はありますか?

山口:
あります。
年齢に関わらず人と接してますし、活動の中でたくさん出会えてます。
音楽というツールがあって良かったと思います。ツールというのはすごく大事です。
それに、マルシェのおかげで町のなかで若い人との繋がりが増えてすごく楽しくなりました。


本家:ニュータウンの住み心地や感想、これからの夢を教えてください。

山口:
ニュータウンは空気も良いし、山の幸も美味しいし満足しています。
夢としては、まだまだ色々か場所に行って演奏したり、冒険したいと思っています。
このまま鳩山にいるのも楽しいけど、いつでも色々な場所に行ける気持ちで常々いたいと思います。

本家:ありがとうございました!



インタビュー No.2
江幡正士さん

江幡正士さん 73歳
定年退職後、鳩山へ移住。
退職と同時にスパイスの輸入業の会社を兄弟で起業。
さまざまな地域貢献活動も行なっている。


本家:江幡さんの移住のきっかけは何でしょうか?

江幡:
65歳まで二世帯住宅で親の介護をしていました。
介護も終わり、子供も手が離れた時に都内よりは自然もある郊外に行きたくなりました。
奥さんは福島県に縁があり、田舎に対する親しみがあったのも理由です。
2014年頃から少しずつ家探しが始まりました。
東京の家の整理をしながら60代のうちに移住したいと思っていました。
親族のお墓の関係で埼玉で探すことになり、川越、秩父、東松山、小川町、飯能、色々な場所を見に行きました。

完全な田舎よりある程度整備されたところを探していました。

そのようなことでたまに比企郡のエリアにも来ていたのですが、ある日たまたま遠くから目に入ったのが鳩山ニュータウンでした。

気になったので実際に来てみると、整備された木々や街並みが綺麗でした。
何度か訪れていろいろな人と話しても皆さん大人しくて優しいし、とても気に入ってしまいました。

さっそく不動産情報を調べて土地を買い、東京の家が売れてから家を建てることにしました。


本家:今取り組んでいる活動を教えてください。

江幡:
兄と弟と起業したスパイスの会社で品質の管理や営業、セミナー開催などを行なっています。

地域のなかでは、歌声健康サロンという活動を始めて頑張っています。
坂戸市の音楽療法士の方と一緒に自分も含め地域の方の健康のために活動を始めました。

空き家スイーツ友の会の活動も行っています。
鳩山で活動するアーティスト・菅沼朋香さんと出会い、彼女が地域のために本気で頑張っていることに心を打たれ、協力したいと思うようになりました。
菅沼さん自身が果物を集めるより、住んでいる方々と同年代の自分が集めたほうが住んでいる方々も協力しやすいのではないかと思い、空き家スイーツの果物集めに協力しています。
1軒が2軒、2軒が3軒と協力して頂ける方が増え、今では20数件まで増えています。

地域の方々に人気の「歌声健康サロン」
若者たちとのスイーツ収穫


本家:ニュータウンは活動しやすいと思いますか?

江幡:
活動しやすいです。
まとまった場所に境遇の似た人が集まっていることでコミュニティが作りやすいと思います。
自分はコミュケーションが得意な性格だったこともあってスムーズに溶け込めています。

本家:江幡さんが元気でいる秘訣はなんでしょうか?

江幡:
長期的な幸せ感を持つことです。
短期的には例えばお金とかかもしれませんが。
長期的な幸せとは目標を持つこと。
まず100歳までは元気でいる目標を持っています。
好奇心を持ち続けること。
感謝すること。
若い方含め関わってくれる人に常に感謝しています。
失敗を恐れないこと。
生きがいを持つこと。
自分らしく生きること。
食事・運動もある程度気をつけています。
若い人と付き合うのが一番良いかもしれません。
高齢者の中ばかりにいると塞ぎ込んでしまうような気がします。


本家:ニュータウンにおいて若い方との交流はありますか?

江幡:
あります。
コミュニティ・マルシェや幻で沢山の若い方と出会えてます。
鳩山での暮らしにおいて、コミュニティ・マルシェの存在はとてつもなく大きいです。
もし鳩山ニュータウンにマルシェが無かったらすごく寂しい状態だったろうなと妻と良く話しています。

本家:ニュータウンの住み心地や感想、これからの夢を教えてください。

江幡:
住み心地は最高です。
町の中にどういう人が住んでいるかが分かる安心感。
さまざまな自然災害のリスクが低い安全性の高さ。
マルシェなど活動できる場所がある。
誰でも輪に入れる雰囲気もある。
夢は100まで元気で生きることです。


本家:ありがとうございました!

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