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久々に頭にきた出来事

どうも社会のゴミクズ、とよいけです。

あなたは普段の日常生活で頭にくる出来事ってよくある?

僕はあまりない。
基本、1日平和で終わることが多い。

でも久々にあったね。
あれは頭にきた。

その内容をこれから話すよ。

僕の人間性が現れるかもしれないけど、そんなことはどうでもいい。

頭にきた出来事

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僕は介護スタッフとして老人ホームで働いている。
(介護スタッフの仕事内容は、また別の機会に話そう。)

だいたい19時前後になると、入居者1人1人をベットで寝かせ、その後はいくつか残っている雑務をこなして1日の勤務を終える。

そして昨日(2010年10月14日(水))は特に問題なく、1日が終わろうとしていた。

そこでたまたま1人の老人からナースコールで呼ばれ、居室(入居者用の部屋)へと入った。

すると、布団のなかに入れていたはずの足がなぜか出ており、かなり冷えていた。

老人は「くつ下が引き出しにあるから取ってくれ」と要求してきた。

しかしその老人は水虫のため、基本はくつ下をぬいで寝ることになっているんだが、事情を説明しても話は通じず「くつ下が引き出しにあるから取ってはかせてくれ」の一点張り。

だから僕はくつ下をはかせた。

ここまではよかった。

しかし、その後は「おやつを持ってきてくれ」と要求してきた。

僕は「おやつは21時すぎないとダメ」って説明しても全く話が通じない。
相手がしゃべってもロレツがまわっていないので、何を言っているのか9割わからない。

それでも僕はめげずに相手の話を聴きつづけて事情を説明する。
そして相手から返答がなくなった。

納得してくれたかな?

そう思い、僕は居室から出ようとした。
その時だった。

老人「おまえはそうやっていい加減なこと言うんやな」

普段はロレツがまわっていないくせに、このときだけ言ってることが鮮明に聞きとれた。

さすがにこれにはカチーンときた。

僕は開けたドアを再びしめて、老人に近づいてこう言った。

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僕「なにがいい加減なんや?」
僕「さっき○○さんにちゃんと説明したでしょ?」
僕「そういう決まりだから仕方がないねん!」
僕「どこがいい加減なんか言ってみ?」

本当は怒りをあらわにして、こんなことを入居者に言ってはいけない。

なぜなら、入居者は立派なお客さんだからね。
だから怒りの感情はだいぶ抑えたつもり。

けど、いつも真面目に働いて身のまわりのお世話までしているのに「いい加減なこと言う」という上からの発言がどうしても受け入れられなかった。

しかも"おまえ"呼ばわり...。

自分では何もできないくせに、身のまわりのことはしてもらってる人間に対して上からモノをいう人は、正直、大嫌いだ。

さらに、身のまわりのお世話をしたあとに、その老人は「ご苦労様」という。

そういうところも大嫌い。

ご苦労様とは、目上の人が目下への労をねぎらって使う言葉だ。

なんでおまえみたいな人間に上からモノを言われないといけないの?
「ありがとう」の一言も言えないわけ?

内心、こう思っている。
でも本心は心の奥底にグッとこらえるしかない。

結局、その老人は10分ほど前に「おやつはいつでも持ってこれるからね」って僕が言ってたと思いこんでいたみたい。

ちなみに、その10分前は別の入居者を居室につれていってベットに寝かしていた。
もちろん、おやつの話はその老人とは何一つしていない。

その老人は認知症をわずらっている。
自分の都合のいいようにモノを解釈するくせがある。

そして、自分の思い通りにならなければ人にあたる。
まるで体を大きくした子どもだ。

しかも、僕らの税金で飯を食ってるというのが気に食わない。

話が脱線したので戻そう。

で、21時をまわって再び老人の居室へはいった。

いつもは深く眠っているのに、その日にかぎって眠りが浅かった。
僕がはいったら目をあけた。

おやつを待っていたっぽい。
わかりやすすぎて呆れた。

とりあえずパッドにお○っこをしていないか確認して、していたら取り替える作業をしないといけない。

この老人はよく水分を摂取するので、パッドにお○っこすることがほとんどだ。
で、今回もしていたので取り替えることに...。

しかし、ここで事件が起こった。

パッドを取り替えている途中、まさかの放尿...。

老人「あ、おしっこ出てる」

そう言いながら微笑んでいた。

僕「なんで、このタイミングでするん?」
僕「パッド交換する前にいくらでもできたでしょ?」

しかし、この返事には答えず「ハハ」と笑っていた。

さっきのこともあり、怒りはピークに達していたが、ここもなんとか抑えた。

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クッソジジィがああああああ!!!!!
しばくぞおぉおぉ!?!?!?


パッド交換をするときに男性のアソコをあらわにするので、解放感にあふれてついつい出してしまうのか...。
はたまた僕を困らせるためにわざとやったのか...。

それは僕にはわからない。
相手はロレツのまわっていない認知症患者なので、その謎を解くことは一生できない。

反省点


僕はちょっとのことですぐ頭に血がのぼる。
普段はおとなしくても沸点はかなり低い。

でも怒ったところで何の意味もない。
相手は話の通じない壊れた人間だ。

そんな壊れた人間を相手に、怒っても僕にとってメリットはない。

ただ怒りの感情が増幅して、自分を苦しめるだけ。
もはや損でしかない。

あのとき、老人が「おまえはそうやっていい加減なこと言うんやな」って言われたとき、勝手に言わせておいて部屋から出ていくことが正解だったんだと今更ながら思った。

まぁ出ていったら今度はナースコールで呼びだしてくるだろうけど...(笑)

結論


この記事で何を伝えたかったのか?

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それは、他人をコントロールしようとしても無駄ってことね。

僕は壊れた人間に、親身になってお話を聴いたり、お世話したりした。
だから少しはこちらの話ぐらい聞いてくれるかなと思ったけど無駄だった。

『他人に何かをしてあげたから、自分にはきっと何かをしてもらえる』

こういう期待はもたないこと。
そして、他人を自分の言うとおりに従おうとさせないこと。

他人は他人。
自分は自分。

どれだけ他人を従わせようとしても、相手は従ってくれない。
だから自分が変わるしかない。

自分が変われば、相手も変わるかもしれない。
小もないことで消耗するのはもうやめようと思った。

さっきの老人に対しては親身になりすぎてた。
怒らない分、もう少し適当に接するようにする。

今回の出来事は、けっして無駄なことではなかった。

こういう経験を積んでいくことで人は大人になる。
僕もまた少し大人になれた。

ジワジワ成長していくぞ。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

想定外すぎる続編ができました。(2020/12/07更新)

最後に一言...

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もうじきさらばだ、老人


もうじきではない。(2020/12/07更新)
詳しくはこちらへ。


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