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フォロワーほぼ0の無名アカウントがnoteに漫画を書いたらバズってyahooニュースにまでなった話


みなさんこんにちは。作家のエージェント遠山怜です。

先日、FNNプライムオンラインに寄稿させていただいたので、紹介させてください。8月の企画「SNSには魔物がいる」に寄せて書いたものです。noteの利用を開始して、生まれて始めて書いたウサギ漫画がバズってからの顛末を書きました。ネットで自分の考えや作品を発信していると思わぬ反応があったり、想像を超えた人とつながったりするものですが、実際に万単位のPVまで行くとどうなるのか?無名のアカウントでも拡散はあり得るのか?など、気になるその実態を私の例を通して検証しています。

現代において、もはやオフラインのみで生きていくことは困難になっています。本アカウントをご覧の皆さんの中には、オンラインを起点にして自分の発信力を高めたり作品を広めたいと思う方も多くいると思います。そう言ったクリエイターの方の今後の活動のヒントになれば幸いです。

本記事でも少し言及しましたが、オンラインで発信していく上で最も注意すべきことは、他人の反応そのものでは無い気がしています。よく聞くのは「叩かれるのが怖い」「貶されるのが嫌」または「反応がなかったら辛い」などの声です。もちろん他人の反応や評価は気になるところです。意図せず誰かを傷つけることや、さらには炎上もなるべく避けたい。しかし一番気をつけるべきで、なおかつ無自覚になりやすいのは「他人の評価を気にする自意識」なのではないかと最近思っています。

これは自分に向けた戒めでもありますが、本気を出してやっている人ほど反応が欲しいあまり自分のコンテンツを大衆向けに特化しすぎたり、ウケをただ追いかけている状態に陥りやすい。こういった状態は「承認欲求を拗らせている」「肥大した自尊心」などと揶揄されることもありますね。ただし、全ての人間は承認欲求をそもそも抱いており、どんな仕事も家庭も趣味活動も他者の承認と無関係では無いと思っています。人間は誰かの承認を求めていて、それを得られるような行動をするのは自然なことです。しかし、それによって自分が本当にしたいクリエイション活動が妨げられる点も見過ごせません。反応はあるけれど自分が何をしたかったのか、見失ってしまっている人もいるのではないでしょうか。

さらには、この反対に見てもらえないことを苦に書くことが辛くなってしまう現象もよく見られます。誰にも求められていないと思って筆が進まなくなったり、やめてしまったり。他人にウケることだけ求めている訳ではないけれど、なんだかなとモヤモヤしている人もいるのではないでしょうか。

こうした自意識の問題に対して、一概にこうしなさいと言えるものではないと改めて感じています。個別の事例に対してアドバイスはケースバイケースにならざるを得ません。もう少し人の反応を見た方がいい場合もあるし、続ければわかってくれる人も出てくるのでは、ということもあります。

ネットとの付き合い方やペースは、個人により最適な数値は異なりますが、自分の心から沸き立つものがある人には、私はやり続けていて欲しいなと思います。自分としても創作と発信には思うところもあり、時には迷ったりもしますが、それでも自分もやり続けていこうというところにたどり着きました。人を導くなんていうおこがましいことは言えません。しかし共に歩んでいけたらと思います。引き続きお付き合いください。

なお、もっと具体的な発信方法のノウハウは、こちらのnote記事にまとめているのでご興味のある方はこちらもご覧ください。

ご紹介が遅れましたが、うさぎ漫画を書いている取り組みをねとらぼにお取り上げいただきました。これまでのダイジェストと導入にはぴったりの記事になりました。よろしければこちらもご覧ください。

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lay toyama_遠山怜/ 作家のエージェント(漫画)
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