【株式投資の小学校】⑦ポートフォリオを正しく作りましょう!
皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。
前回の記事では、つみたてNISAの最大の使い方について説明しました。
つみたてNISAで投資できる金額は毎月3万円程度なので、もしかすると、まだ投資できるお金がある人もいるかと思います。
ただ、適当に遊びとして何でも投資することをさけていただきたいと思います。
なので、今日は、ポートフォリオの正しい作り方を紹介していきたいと思います。
①ポートフォリオとは?
ポートフォリオは自分の投資資産を表すものであり、保有している投資商品の組み合わせのことです。
投資できる商品は、株式(国内、国際)、債券(国債、社債)、REIT(不動産)、コモディティ(金、プラチナ)など、選択肢がとても多いです。
もちろん、投資リスクを下げるために、投資を分散する必要があります。
例えば、アメリカの株式だけに投資した場合は、いつか暴落したら資産が急激になくなってしまいます。
こんなことを防止するために、色んな国や商品に投資するのは望ましいです。
なので、何にどの程度で投資するのか、決めなければなりませんが、それはポートフォリオの構築になります。
②ポートフォリオの考え方
ポートフォリオを構築するに当たって、短期間ではなくて長期間で考えるべきです。
ポートフォリオは自分の投資資産を示していますが、この資産は基本的に老後の生活のために活用していきます。
長期間にわたってお金を増やしていくのは目的なので、確実にお金が増えていくポートフォリオは必要です。
個別株式の短期売買もやってもよいですが、別の証券口座でやった方が安心です。
長期投資よりは短期投資での利益が大きくなる可能性もありますが、短期投資で損する可能性も十分ありますので、老後の準備としてはふさわしくありません。
つまり、短期投資と長期投資をわけて行うのはベストです。
③ポートフォリオの正しい構成
では、確実にお金が増えていくポートフォリオを作るに当たって、何に注意すべきなのか、説明していきたいと思います。
◆商品の多様化の重要性
先ほど少し説明しましたが、ポートフォリオには1つの商品に投資するのをさけていただきたいと思います。
日本株式のETFであったとしても、日本の経済が悪くなった場合、日本市場が全体的に下がっていきますので、そのETFも下がっていきます。
もちろん、株式は一番成長を期待できる商品ですが、変動が比較的に激しいので、ある程度自分の投資資産を守るために、それ以外の商品も持つことが非常に重要です。
◆おすすめの構成
投資できる商品が非常に多く、ポートフォリオの構成は無限にありますが、おすすめの構成を紹介したいと思います。
なう、このポートフォリオの構成は一般的ですが、絶対に正解とは言えません。
それより大きな利益を出す構成もあれば、それより少ない利益を出す構成もあります。
また、長期間(10年後、20年後)で世界の経済はどうなっていくのか、予想しづらいですので、今後どんな商品が特に成長していくのか、誰もわかりません。
ただ、良い水準の利益を期待できる構成だと思っていますので、ご参考にしていただければと思います。
また、長期投資ですので、短期で見れば下がる時もありますので、合わせてご了承をいただければと思います。
では、おすすめのポートフォリオの構成は次の通りです。
株式は世界の成長とともに上がっていく投資、国債は安定した収入を生み出す投資、コモディティはインフレに強い投資になっています。
もちろん、自分のポートフォリオを構成するに当たって、色々と調べて、複数の情報源を参考にして、最終的に自分で商品の割合を決めていただければと思います。
④ポートフォリオに入れるおすすめの商品
では、ポートフォリオの正しい構成を見ましたが、具体的にどんな商品を買えばよいのか。
投資できる商品は非常に多く、各カテゴリの中でも選択肢がいっぱいありますので、初心者の方にとっては中々選択しにくいかと思います。
なので、ここで、僕が実際に購入している商品を紹介していきたいと思います。
◆株式
株式と言っても、個別株式ではなくて、全てETFになりますので、ご安心ください。
この記事シリーズの「⑤おすすめのETF」では既にETFの概要を紹介していますが、ここでおすすめの株式ETFだけを説明していきます。
株式ETFは商品の中で一番成長を見込める商品ですが、比較的に一番リスクが高いですので、積極的な投資分散が必要です。
具体的に、日本の株式だけに投資すると、日本の経済は元気がないと、その株式も下がっていきますので、様々な国に投資しなければなりません。
また、何回も言っていますが、個別株式ではなくて、指数(インデックス)に連動する株式ETFにした方が圧倒的に安心です。
この指数は市場全体を示しており、世界が成長していく限りは、この指数とそれに連動する株式ETFも上がっていきますので、長期間で見れば十分な利益を期待できます。
マイナスになる年も発生しますので、安心して、長く投資を続けていくのはポイントです。
では、日本円と米ドルで購入できる株式ETFを次に紹介します。
・日本円の株式ETF
・米ドルの株式ETF
◆国債
国債というのは、ある国が資金調達のために発行する債券(借金)になります。
自分でその借金を買って、その国にお金を貸し出します。
国債のメリットは、主に3つあります:
・償還期限:国債は株式と同じく、値段が変動しますが、償還期限がありますので、この期限までにその国債を持てば、貸したお金は丸々戻ってくる保証があります。
つまり、最終的に債券の値段が下がったとしても、買った値段でお金が戻ってきます。
逆に、値段が上がった場合は、そのままプラスになります。
・利息:毎年、この国債を持つだけで、お金(利息)がもらえます。
この利息は、国債の利回りから決まっていますので、国債を選ぶ時に、特に利回りを確認するようにしてください。
・ローリスク:先ほどの2つのメリットを踏まえて、投資リスクが少ないです。
償還期限まで待てば、最初に買った値段でお金が戻ってきますし、その期間中に利息が出てきます。
株式よりは利益が少ないですが、お金が無くなる心配はほとんどありません。
では、おすすめする国債は、米国10年の国債です。
償還期限は10年間ですので、10年後に少なくとも投資したお金が戻ってきます。
先ほど株式と同じく、日本円と米ドルで買える米国債を紹介します。
・日本円と米ドルの米国債(10年)のETF
◆コモディティ
コモディティは様々な種類があります。
エネルギー関係だと原油やガソリン、貴金属だと金やプラチナ、穀物(こくもつ)だとトウモロコシや大豆。
つまり、生活に使われている「商品」を表す銘柄はコモディティと呼びます。
購入できるコモディティもたくさんありますが、おすすめできるのは、「金」と「プラチナ」です。
こういった貴金属は、長期間で見れば、やや変動が激しいですが、値段が上がっていきます。
特に、色な国では、お金を刷りまくっており、通貨の価値が下がっていくことを予想できますので、インフレの影響を回避するために、金やプラチナにも投資するとよいです。
⑤ポートフォリオの具体的な例
では、ポートフォリオの正しい構成を説明してきましたが、それでもまだイメージしにくいかと思いますので、具体的な例で見ていきましょう。
貯金100万円で、ポートフォリオを作っていきます。
では、株式60%・国債30%・コモディティ10%のポートフォリオは、どうなるのか。
株式は60万円となりますが、紹介した9個の株式ETFには全て投資しなくても大丈夫です。
ただ、投資リスクを下げるために、分散投資がもっとも重要ですので、日本、米国、新興国、全世界、少なくとも1個ずつの株式ETFを持つと良いかと思います。
まず、日本円で投資するのであれば、60万円の株式を日本10万円、米国20万円、新興国10万円、全世界20万円でわけると問題ないかと思います。
国債は30万円となりますが、日本円でヘッジ有(為替の影響を回避)とヘッジ無の2種類に15万円ずつ投資すれば、問題ないかと思います。
最後、コモディティは10万円ですが、金を主にすると良いです。
金は7万円、プラチナは3万円で問題ないかと思います。
まとめますと、ポートフォリオの構成は次の通りになります。
・まとめ
今日は、ポートフォリオの正しい構成を説明しました。
投資リスクを積極的に下げるために、適切に分散投資を行うのは最も重要です。
投資できる商品がたくさんありますが、株式・国債・コモディティに絞っていただければ、問題ないかと思います。
一般的なポートフォリオの構成としては:株式60%・国債30%・コモディティ10%になります。
もちろん、自分でその割合を調整していただいても問題ありませんし、自分でどこまでリスクを受けられるのか確認したうえで、ポートフォリオの構成を進めていただければと思います。
今回紹介したポートフォリオの場合は、ETFの購入のタイミングを気にしなくても問題ありません。こういったインデックス投資は、基本的には、長期間で見れば上がっていきます。
ただ、それでも、自分で個別株式に挑戦したい人のために、次の記事では少し分析の仕方を紹介していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いします!
2020年11月22日
投資家Cuber
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