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003 ミシュランの実態を暴き出す。

 みなさんこんにちは!
中3まで薔薇とローズは全く別の花だと思っていました、れいなです☺︎

旅日記の更新が長らく続いていたため、観光に関する記事を書くのが久ぶりすぎてなんだかとっても緊張しています笑。
本調子を取り戻すまで、ちょいと時間がかかるかもしれませんが温かい目で見守ってやってください🐥

さてさて、皆さん。
突然ですが、この画像に見覚えのある方はいらっしゃいますか?

レミーのおいしいレストラン

https://movie.walkerplus.com/mv36227/

おそらく、私と同年代の方(大学生)であったら小学生の時に見たことがあるのではないでしょうか!

2007年に”大人も子供も楽しめる!”と話題になったディズニー映画、

「レミーのおいしいレストラン」

その一場面を表したものです。

映画の舞台はフランス。
華の都パリで、主人公であるネズミのレミーが、一流シェフになることを夢見る物語です。

レミーの働く「グストー」、なんと5つ星を取った実績のある超一流のレストランなのです!美食の街とも言われるフランスで5つ星とはなんぞや笑。

しかしながら、5つ星というのはあくまで映画での設定。みなさんが日常で耳にするのは三つ星、あるいは二つ星といったところではないでしょうか?そして、こうした星評価の前置詞に欠かせないのが、

「ミシュラン」 のフレーズ。

ミシュランで三つ星を取る、とか言うけれど。実際に誰が評価を決めているか、何が基準で決まるのか、あるいはそもそもミシュランってそういえばなんだ?という方も多いのではないでしょうか!

今日はそんなミシュランについて詳しく話していこうと思います🧚🏼‍♂️

前置きが長くなりましたが、以下の目次に沿って進めます!
どんっ。

▼目次
□そもそもミシュランって何者? 
□それぞれの☆評価の意味って? 【WHAT】
□どのように評価が決まるの?  【HOW】
□誰が評価しているの?          【WHO】
□日本のミシュラン事情

□そもそもミシュランって何者?

結論を先に述べますと、ミシュランは

タイヤメーカーの会社(本拠地:フランス)です。

ミシュラン タイや

驚いた方、正直に挙手!

レストランを運営する会社だと思っていた!グルメ本を発行する会社だと思っていた。他にも「食」に関する会社だと思っていた方は多いのではないでしょうか🤔

この事実を知らなかった私は、去年のまで人の名前だと思っていました笑。

とある国の料理評論家ミシュランさんが世界中を旅して、自分のおいしいと思うレストランに☆評価をつけていく…。

んなわけあるかい(笑)。

そんな勘違いはさておき、タイヤメーカーがなぜグルメ本を発行するに至った歴史も軽く見ておきましょう📚

20世紀初頭、先進国を中心とする各国でマイカーを所有する人数が増加し始めました。こうした時代の流れと共にドライブ人口も徐々に広がっていったのです。

こうした世界の潮流に対し、何かできないか?と考えたミシュラン。ドライブをする際のお役立ち情報を一冊の本にまとめたことが全ての始まりとなったのです☺︎

当初は無料だったお役立ち情報本、どんな内容が記載されていたのでしょうか⁇

・ガソリンスタンド
・ホテル
・車の修理工場

上記三つが主な内容です。カーナビのない時代、こうした情報はありがちですよね!しかも、無料だと余計に。

こうして、初出版からおよそ25年後。
ホテル内のレストラン紹介をまとめた部分が独立し、現在の星によってレストランを評価づける今のスタイルが完成されたのです🌷
また、独立と共に冊子の有料化もスタートしました。

つまり。
ミシュランは人の名前でも、グルメ会社や出版社の名前でもありません!

グルメ本を販売することで人々にドライブを促す”タイヤメーカー”なのです。この戦略ゾクゾクしませんか?笑

□それぞれの☆評価の意味って? 

次は☆評価の意味について語っちゃいます☺︎
おそらく、皆さんの中には

”☆が付けばすごいのは分かる。だけれど、その数の違いって...?”

考える人

と思う方も多いはず。
一つ星と二つ星、あるいは二つ星と三つ星の違いってなかなか説明できないですよね。公式にはこのように発表されています。

☆☆★⇒そのカテゴリで特に美味しいとされる店
☆★★⇒ドライブで近くに寄った際には訪れるべき店
★★★⇒店に行くことを目的にドライブする価値のあるお店

ざっくりと、こーんな感じで定義されています!

二つ星と三つ星は、

”レストランへ行くのが目的か違う場所かそうではないか”

なんですね!ふむふむ。

□どのように評価が決まるの?

ミシュランで星を取ったレストラン、と聞くと皆さんの頭の中にはこんなレストラン像が浮かんできませんか?

高級レストラン

豪華なシャンデリアと、それに調和する背もたれの高い椅子 ―。

そうしたお店の雰囲気も評価の対象になっている…訳では残念ながらないんです。ミシュランでの評価対象はあくまで「皿に乗った料理」のみ。

もちろん、内観やサービスはチェックの対象外ではありません。しかしながら、☆による評価とは完全に区別されているのです。これらの評価は、”🍴”このようにフォークとスプーンのマークによる別の評価がなされているのです!

フォーク・スプーンマーク

このように、完全に別の評価対象として区別されています🍳

そして肝心の評価の決め方。
主に以下の5つの基準が設けられているのです!

▼評価ポイント
1:素材の質            新鮮かな?
2:調理技術の高さ・味付けの完成度 これは大前提!
3:独創性         お店の個性が出ますねー。
4:コストパフォーマンス      味に見合ってる⁇
5:安定した料理全体の完成度  昨日と今日は同じ味!

たしかに、お皿に乗った料理そのものへの評価に限られていますね🤔
これを、すべて満たすとはどんだけ美味しいんだ!!

□誰が評価しているの?

ここまでの長い長い文章を読んできたみなさんはそろそろ疑問がわいてきた頃ではないかなと。

”んじゃ、誰が☆の数とか決めてるんだ?”

おっしゃるとおりです!

実は謎の多い調査員の実体。
ミシュランの社員かつ、レストラン・ホテル業界経験者と言われています。

しかしながら、謎が多いと先程述べたように基本的に評価プロセスは闇に包まれています。そのため、見つけたいくつかの事実に確証がある!と言い切れない点はご承知おきください🙇

▼調査の実体の関する都市伝説
その1:調査はすべて匿名
    他の客と同様に予約し、食事をする
その2:名乗る際は会計後
    質問をする際に会計後というルール
その3:調査原稿を印刷、メールで送信することは禁止
    印刷物は機密書類として扱われる
その4:最終原稿は3人の社員によってのみ審査
    店頭販売まで人目に極力触れない秘密主義

このような事実が判明しました。
全てが実際に行われているとすると3人の社員の方忙しすぎません?(笑)

しかしながら、あまりにも評価プロセスが不透明!ということが裏目に出ているという現状もあるのです…。

皆さんが普段よく利用する「ぐるなび」や「トリップアドバイザー」
こうしたサイトの方が消費者のリアルな声を反映していることから信頼できるという声も多いのが事実です😧

□日本のミシュラン事情

フランスに本拠地を置く会社ということから、

ミシュランで日本ってどういうポジションなの?
世界中の美食を食べつくした調査員から見た日本の料理って...?なーんて思った方はいませんか?

なんと!驚くべきことに日本で星付き飲食店は世界一!

内訳は、三つ星11軒、二つ星48軒、一つ星167軒の計226軒です☀️

ちなみに、三つ星の顔ぶれはこんな感じ!

【麻布 かどわき】麻布十番/日本料理・和食(初の三つ星)
【麻布 幸村】麻布十番/日本料理・和食
【神楽坂 石かわ】神楽坂/日本料理・和食
【かんだ】麻布十番/日本料理・和食
【カンテサンス】北品川/フランス料理
【虎白】神楽坂/日本料理・和食
【ジョエル・ロブション】恵比寿/フランス料理
【鮨 よしたけ】新橋/寿司
【まき村】大森海岸/日本料理・和食
【龍吟】日比谷/日本料理・和食
【ロオジエ】銀座/フランス料理

名前がかっこいいのが多いですね✨
ジョエル・ロブシュン、虎白…おお...

さらに、星付きレストランの他にミシュランでは”ビブグルマン”と呼ばれる評価づけのお店も存在します!

これは、☆評価からは残念ながら外れてしまったものの”安くておススメ”なお店に与えられるものなのです。

ビブグルマン

ビブグルマンの称号を得た飲食店は日本中で238軒。
先ほどの☆付き飲食店舗数と合わせると、464軒にも上ります!
日本は間違いなく世界最高峰の美食を誇る国と言えるでしょう🍴

いかがでしたか?

今回は意外と実態を知らない人が多いのでは?(私みたいに人の名前と思う方は少ないと思いますが...)と思いミシュランについて特集記事を書いてみました☺︎🌷

食と観光は切っても切り離せない深ーい関係にあることを楽しく学んでいただけたら嬉しいです🐄

ではでは今日はこの辺で!次回もお楽しみに🌻

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