マガジンのカバー画像

歴史本書評

67
オススメ歴史本の読書記録。日本史世界史ごちゃ混ぜです。
運営しているクリエイター

2021年7月の記事一覧

【書評】三崎律日「奇書の世界史」

【書評】三崎律日「奇書の世界史」

「奇書」という言葉はよく聞く。だが、「奇書とは何か?」を考えてみると意外と奥が深い。

ただ「奇妙な本」といっても様々な姿がありうる。

1.出版当時は大真面目に書かれていたが、現在では奇妙に感じる本。魔女狩りの手引書「魔女に与える鉄槌」、「野球と害毒論」などがある。

2.出版当時には奇書扱いされたが、現在の常識ではそれほど奇抜に思えない本。コペルニクスの「天体の回転について」がこれにあたる。

もっとみる