見出し画像

アレルギーってそもそもな〜に?①〜ステロイドの光と闇

アレルギーは病気ではなく、身体の自然な反応の一部です。
それを症状を消すだけの目的で、やれ塗れ、やれ飲めと薬で抑えようとするから余計タチの悪い反応になってしまっているのが、現代の日本の医療です。

文句や悪口ではなく、客観的にステロイドってなんだ?って考えてみよう。
闇雲に信じることも、批判のための否定をするのも建設的ではない、何であるかを理解した上で使うか使わないかを患者さん自身が決めればいいことなので。

ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン)は、常時体の中に分泌されているもので、例えば足の裏なんていつも全体重乗っているんだし、筋肉も重力を受けてダメージを受け続けているといってもいい状態、常に炎症状態と言っていい。常に炎症状態をステロイドホルモンにより消炎状態にもっていく(恒常性:ホメオスターシス)ということです。

この身体の中で常時分泌されているホルモンを人工的に作り出したのがホルモン剤で、投与する(塗る&飲む)と劇的に炎症状態が消えるため、症状を手っ取り早く消したい(あえて改善とは言えない)時には有効に働く。

しかし、ステロイドホルモンが外部から入ってくると体内での生産量が途轍もなく落ちてしまうため、また症状を繰り返してしまい、また投与すると、さらに生産量が落ちるため、また症状を繰り返す…という負の連鎖。

これがステロイドホルモンの光と闇です。

どの薬もそうであるように「量を適切に使えばいいんじゃない?」と思うかもしれないが、現実ホルモンは体内の水爆といわれるほど、ほんの微量でとんでもない威力を発揮するホルモンの量を体外からコントロールできるとは思えない。

ちなみにバリーボ○ズ選手ら、メジャーリーガーが禁止薬物(ステロイドホルモン)を使ったと言って一時期大騒ぎであったが「ステロイド使うと筋肉隆々になる?」という大きな誤解が広まってしまったが、そうではない。
前述のようにステロイドは炎症を劇的に抑えるわけでハードなトレーニングをした後にすぐに炎症を引かせられるので、すぐに次のトレーニングに入れる…ということでトレーニングマニアの間で有名になったわけで、飲めば筋肉が付く、などというのは誤解です。

あらあら、アレルギーの話までいかずに、ステロイドの話で終わってしまいましたので、また続きは次回…。
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
MENSAジャパン会員
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
ご相談、治療のご予約はお電話かメールにて。

やぎやま徒手医学研究所【完全予約制】
岐阜県各務原市松が丘1−109
08036406834
umagiatles@gmail.com

臨床センター
はざま徒手医学研究所【完全予約制】
あたご徒手医学研究所【完全予約制】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?