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プライマリーヘルスケア

医療と医学は違う。
「現場」をつけると、医療現場とはいうが医学現場とは言わない。
「古代インド」をつけると、古代インド医学とはいうが古代インド医療とは言わない。
医学とは恒久的な進歩するべく学問の分野を指しており、医療とはその時代その時代の政治的な環境により民衆へのデリバリー方法が大きく変わってしまう、そんな現場のことを指している。

日本の医学は最先端…昭和時代からこんな言葉が常識のように語られるが、医学と医療現場は国民皆保険制度によって全く別物となっている。この話はこれ以上言っているとキリがないし国の大きな組織を敵に回しかねないのでこれぐらいにしておきましょう。

海外には医療の窓口というべくプライマリーヘルスケアという分野が確立されていて、まずは患者さんを総合的に診察して〇〇のレントゲンをとったほうがいい、〇〇を調べる血液検査をしたほうがいい、という判断をして専門医のセクションに振ります。プライマリーというのは第一、患者さんが初見で、という意味であり、プライマリーヘルスケアドクターはいわゆる総合医とも言い換えられます。
それに対して日本の医療機関は専門医ばかりで患者さんが自己判断で内科、外科、呼吸器科、泌尿器科…と専門医を直接尋ねるわけですが、

そこで、よくある↓
専門医「特に問題ありません」
患者「え?こんなに痛いのに??」

という、問題が発生する。

プライマリーヘルスケア(=総合医)に対する、スペシャリスト(=専門医)というのは、自分の専門分野においてどのような問題があるかを精密に検査してそれに対処するわけなので、その分野内に問題がなければ問題ないとしか言いようがないのだ。
つまりこの問題はドクター側に問題があるのではなくて、日本の病院に総合的に判断をする役割のドクターがいないことが問題なのです。
まるで指揮者のいないオーケストラのように、みんながバラバラの専門分野から患者さんに話しかけてくるので非常に聞き苦しい。

本来、専門医で問題がなければプライマリーヘルスケアのドクターのところに戻って「危険度の高い〇〇は正常だったようです、よかったですね。次は△△に関して調べてるために××科でこんな検査をしてきてみてください」とまた別の可能性を潰すために別セクションにふればいい。

本来、プライマリーヘルスケアドクターは医療費の無駄を削減するために必ず必要な存在なのだが、日本では大きな組織が…医療費を削減するつもりは全くない…あ、またナニかを敵に回しそ…です。

ま、結論
日本の大きな病院は病気の原因を探してくれるところではない、大きな病気の可能性を潰すところだということです。
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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