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[00円: 投げ銭随想] 小説を書くということについて、小説家志望のあなたと「想いを共有」できるかな?

ぼくは今年56歳になるおじさんですが、中学生の時「おれも作家になれるかな?」と思って以来、「生きてるうちに一冊くらい紙の本が出したい!」と今でも思っています。

この記事ではそんなぼくの想いと合わせ、note上の三人の「作家さん」を紹介します。

0. いつまでも楽しく、作家志望を続けます。

「作家志望」と書きましたが、実はぼく、プロの作家です。

作家として一円でも稼いでいればプロと名乗っていい、という言葉を信じればの話ですが(笑)。

noteでは基本「投げ銭方式」でやっていますが、時折りのサポート・購入には本当に励まされています。

エッセイと詩を中心にして、たまーに小説も書きますが、物語らしい物語は最近書けてませんね。

「出版できたらラッキー」みたいな軽い気持ちで、気まぐれなペースで書いていて、さらにネット上でわずかでも副収入が得られればという虫のいい考えでやってます。

ネット上の一人同人活動みたいなものと考えていただければいいかもしれません。

noteにはいろいろな表現をしている方がいらっしゃるので、みなさまとの交流を通して楽しく書いていきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたしまーす。

1. 同人小説家の孤独。

私はリアルでは、自分が小説を書いているということを周囲にほとんど話していない、ということを以前書いたが、それでもやむを得ない場合(たとえば職場の上司や友人)、あるいはこのひとには、読んでほしいと判断したときには、話すし、本を渡す。
 それでわかったことは、渡した本の感想が返ってきたことは、少数の例外を除いて、ないということである。
 本を読んできちんと感想を伝える作業というのは、意外とエネルギーがいるのだ、と思うのと同時に、職場の上司はともかく、友人は、特に小説に興味があるわけではないので、やっぱり読んでいないのだろうな、と思う。がっかりする。

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小説を書く人は、結局、自分が書く小説にしか興味がなく、あるいは好きな作家にしか興味がない|緒 真坂 https://note.com/itoguchimasaka/n/nfe69113815fa

緒さんは経験豊富な同人作家です。

小説を書くことをしっかり楽しんでいて、しかも周りの小説家志望の人にも優しい。

作品を読んでくださいと言われると、「面白いと思ったところをピックアップして、伝えるようにしている。全体的に面白くなくても、褒める方向でコメントをまとめて伝える」んだそうです。

そんな優しい緒さんの作品を、小説家志望の人が読んでくれるかというと、残念ながら読んでくれない。

「志望」の人は、自分の作品と自分が好きな作家の作品にしか興味がないのだ、というわけです。

緒さんのがっかりする気持ちは分かります。誰だって自分の作品を読んでほしいし、感想を聞きたいのも山々です。

でも同人とかインディーズとか、そういう分野に興味のある人はあんまりいないのが現実でしょうね。

とはいえ今はネットの時代。

ネットでは、多くの人が、私の本の感想を書いたり、書き込みをしてくれたりしている。感謝しています。

と、緒さん。

現実世界の周りの人には読んでもらえなくても、ネット上に確実にファンを持つ緒さんに、北インドの聖地ハリドワルよりエールを送ります。

ぼくももう少しコメントをもらえるようにがんばります!

2. 作家にはなりたくない男。

"(あえてこの言い方にするけれど) プロ" の実作者は、全員が「どんな文学賞を受賞したか」「デビューしているか」といったことに興味を持っていないかった。

===
「作家になる」とはどういうことか?|大滝瓶太
https://note.com/bintaohtaki/n/n2554564ce5cc

大滝さんはプロの物書きであり、肩書きは「書評家」ないし「コラムニスト」としているのだそうです。

作家という言葉につきまとう「印税生活したいの?」とか、「有名になりたいの?」とか、「芥川賞が欲しいの?」などという質問がうっとうしいから作家と呼ばれたくないのだそうです。

そして、作家という言葉も使いたくないから、実作者という言葉を使うのだと。

実に「作家らしい」こだわりだなと思います。

ここには有名か無名かという尺度はなくて、書いているか書いてないかという基準だけがあるわけです。

そういう意味では「作家を志望する」必要などこれっぽっちもなくて、楽しいから書くにせよ、やむにやまれず書くにせよ、書き続ける人は作家であり続けるということになります。

・たつひこさんのこと。
https://note.com/bintaohtaki/n/necf384af588b

というエッセイには、大滝さんが書き続けてきた歴史と、ネットで知り合ったものの「消えていった」作家仲間のことが書かれていて、長く書き続けているぼくは感慨深く読みました。

これを読んでくださっているあなたは、作家志望かもしれないし、そうではないかもしれません。

どちらであったとしても「書き続けること」には大きな力があることを知ってもらえたらな、と思います。

もちろん「書く」だけでなく、「描く」でも「歌う」でも「撮る」でも何でもいいし、一つに絞る必要もありません。

おまけに毎日続ける必要もありません。

3日続けて飽きたらやめて、ひと月経って思い出したらまたやればいいんです。

ぼくはそんなふうに続けてきて、今のところまだ十分納得のいく形にまではなりませんが、ぼちぼち続けていけばいいよなぁ、なんて思っているのです。

3. 作家志望の少女。

下瀬ミチルさんはちょっと変わった理由で作家を目指しています。

自分が作家になりたいからではなくて、「愛するあしながおじさん」のために小説を書いているんですね。

noteでは二年ほど書いてらっしゃると思いますが、強い個性と独特の経験、しかも十分な筆力があるから、将来が楽しみな書き手です。

作品の内容については触れませんが3つの短編のアドレスを置きますので、ピンときた方はぜひ読んでみてください!

(1)【R18推奨】ホテルで紳士に2時間殴られ続けた話
https://note.com/michiru_shimose/n/n42be894fe68c

これは強烈な作品なので、刺激に弱い人は読まないほうがいいかも。

(2) 邪推も肉体も、一瞬でぐしゃりと潰れる
https://note.com/michiru_shimose/n/n3095612a00fe

「あしながおじさん」が出てくる作品。

(3) 駆けゆく彼女を誰も追わないで
https://note.com/michiru_shimose/n/n2cf53bffbaae

少し実験的な作風で、引き出しの多さに感心します。

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というようなところで、この記事は終わります。

それではみなさん、ナマステジーっ♬

#小説を書くということ #小説家志望 #作家志望 #コラム #エッセイ

[みなさまの暖かいスキ・シェア・サポートが、巡りめぐって世界を豊かにすることをいつも祈っています]

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