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3.27 出待ち

朝、のんびり起床し駅周辺を散策。

昼過ぎにフットボールスタジアムに行き、ゲートの隙間から中を覗いてみると、なんと選手が練習をやっていた。しかし遠すぎて選手の顔までは判別できなかった。
しばらく観ていると、どうやら練習が終わったらしく選手達がグランドから引き上げていった。富永選手が出てくるのを見るために急いでスタジアムのメインゲートの方へ周ると、出入口のあたりに日本人らしき人が立っていた。話しかけたところ、その人は記者の人で富永選手を長期間追跡取材しているとのこと。
雑誌名は教えてくれなかったが、おそらくサッカーダイジェストかNumberの人だろうか...。

サッカー関係の人とコネクションを作ることができれば、大好きなサッカーの仕事に就くチャンスもあるかもしれないと妄想してしまったが顔には出さず、富永選手を待つ間スペインのサッカー事情などいろいろ質問させてもらった。

しかしその人は寡黙な雰囲気の人で、あまり現地の情報を話してくれることはなかった。記者という仕事柄、情報のやりとりには慎重になっているのだろうか。
あまり会話のキャッチボールが出来なかったが、記者という職業の人はきっとこういう人が多いのだろうと勝手に納得。

しばらくその人とスムーズではない会話をしていると、富永選手が自転車に乗って出てきた!

サッカー選手をこんなに近くで見るのも初めてなので緊張。特に多くのサポーターがいるわけではなかったので話しかけようと思えば簡単に話しかける事ができる距離。

わざわざスペインまで来ておいて話しかけるのが恥ずかしかったので諦めましたなんて絶対に後悔すると思い、とりあえず

「練習、おつかれさまでした!」

とやや震えた日本語で声をかけてみると、しっかり反応してくれて目の前で自転車を止めてくれた。

「目の前に富永だ〜!」

とテンションMAXで浮かれてしまったが、自分のために止まってくれたというよりは記者の人と話す為に止まったという感じであった。
3人で会話...、というより富永選手と記者の人との会話にギリギリ入り込んでいるという状態だったので大人しくしていた。

「明日の試合はスタメンかもしれない。」

などと記者の人に話しながら2人で去っていった。
高校サッカー選手権で活躍していた時からテレビで観ていたスター選手である富永選手に距離1mで会えた喜びと、置いてかれた寂しさで少々複雑な気持ちだったが手を振って見送った。
それでも今回の旅の目的を一つ果たしたので達成感は十分である。

明日の試合のチケットを買う為に、スキップ(している気分で)でチケット売り場に向かった。 
しかし、いくら待ってもチケット売場は開く気配がなく、人が集まる様子もなし。ちょうどスタジアムから出てきたホペイロらしき人にチケットのことを聞いてみたところ、今日は売り出さないらしく

「明日の試合前なら開いているよ。」

と言われた。

2部リーグには1部リーグに比べて熱量はそれほど高くはないようだ。逆に一部リーグの強豪レアル・マドリードのチケットが前日に手に入るのもすごいことだが...。

ホテルに帰り、ひまわりの種を食べながら日記をつけていたらあっという間に2時間ほど経ってしまった。お腹が空いたので、ロビーまで降りていき、レストランで夕食を済ませた。

本日の出費

朝食 400Pts
昼食 700Pts
夕食 1,000Pts
ホテル代 4,800zPts
ジュース 150Pts
ひまわりの種 200Pts

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